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【1月22日 AFP】
フランスの女優で、かつて「世界一の美女」の一人とも呼ばれたナタリー・ドロン(Nathalie Delon)さんが21日、がんのため死去した。79歳。息子が同日AFPに明らかにした。
元夫の伝説的俳優アラン・ドロン(Alain Delon)さん(85)との間の息子で、自身も俳優のアントニー(Anthony Delon)さんは、「母はけさ(21日朝)11時、家族と友人にみとられパリで亡くなった」と語った。ナタリーさんはがんを患っていたという。
ナタリーさんが国際的に一躍有名になったのは、アランさんと共演した1967年の作品『サムライ(Le Samourai)』。
とはいえナタリーさんはそれ以前から、オーストリア出身の有名女優ロミー・シュナイダー(Romy Schneider)さんと長く交際していたアランさんを誘惑した女性としてメディアをにぎわせていた。
1964年8月、秘密裏に結婚したナタリーさんとアランさんは米ロサンゼルスへ移り、1か月後にアントニーさんが生まれたという。
しかし他の女性とのうわさが絶えない夫とのハリウッド(Hollywood)生活にうんざりしたというナタリーさんは、息子を連れて家を出た。夫妻は後に離婚している。
ナタリーさんは1980年代に、『スウィート・ライズ(Sweet Lies)』など自身の出演作の監督も務めた。
ナタリーさんとアランさんは離婚後も友人関係を維持。アントニーさんは昨年のクリスマスを共に過ごす両親の写真をインターネット上に投稿していた。
(c)AFP
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