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ブレイザーズのリラードが独自PFP公表も…
井上尚弥【写真:荒川祐史】
大のボクシングファンとして知られているポートランド・ブレイザーズのスーパースター、ダミアン・リラード。世界3団体ライト級統一王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)は17日、IBF王者テオフィモ・ロペス(米国)に大番狂わせで敗れたが、戦前からロペス勝利予想を公表するなど、見る目も評価されている。そんなリラードが独自のパウンド・フォー・パウンド(PFP)10傑を公表。WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)を外したことで注目を浴び、専門家からも反論される事態に発展している。
リラードは大のボクシングファンとしても有名で、ツイッターでは度々ボクシングの話題も展開。ロペスの大番狂わせ勝利も予想して話題を呼んだばかりだが、今回は自身のツイッターでPFP10傑を発表した。
WBO世界ウェルター級王者のテレンス・クロフォード(米国)を筆頭に、4階級制覇のサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)、エロール・スペンスJr.(米国)、ロペス、ロマチェンコ、“タンク”の異名で知られるガーボンタ・デービス(米国)らの名前が並ぶ中、各国メディアでトップ級の評価を受けている井上の名前はなかった。
さらに「ええ、ナオヤ・イノウエは?」というファンの投稿に、リラードは「オレは評価してない」と回答するとツイッター上での議論はより活発になった。
「評価しないって? この数年間トップクラスのファイターをしばき続けているんだぞ。モンスターはやばい」
「イノウエは評価しないのに、タンクは評価するのかい? イノウエはずっと証明済みなのに」
「いつもはデイム(リラードの愛称)に同意するけど、これは違う」
リラードも対抗「みんなが評価しているからって…」
次々に疑問符をつけたのはファンだけではない。権威ある専門誌「リング」のライアン・ソンガリア記者も「これには同意できない。この男(井上)は本物だ」と反論ツイート。リング誌などで執筆しているフランシスコ・サラザール記者も「10月31日にマロニー相手に完勝すれば、イノウエを評価するのかい?」と指摘するなど、専門家からもツッコミが入っている。
リラードも井上擁護派に対抗。「みんなが評価しているからって、オレが絶対に評価しなければいけないわけじゃないだろう。オレのPFPで満足だ」「彼が本物じゃないとは言っていない。31日が楽しみだ」など矢継ぎ早にツイートしていた。
マロニー戦後にPFP1位の期待もかかる井上。PFPはそれぞれが独自の評価で楽しむものだが、異業種のスーパースターもラスベガスでのビッグマッチに熱い視線を注ぐことになりそうだ。
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