20/07/02 02:48:13 WiUoPTxf9.net
5月23日に22歳の若さでこの世を去った女子プロレスラーの木村花さん。母親の響子さん(43)が、「週刊文春」の取材に応じ、「テラスハウス」(フジテレビ系/Netflix)の炎上シーンを巡って、花さんがスタッフから指示を受けていたと証言した。花さんのスマートフォンには、響子さんの証言通り、「やらせ」を裏付けるLINEのメッセージが多数残されていた。
響子さんは、今回告白を決意した理由をこう語る。
「このままだと花の死が『暴力的な女子が男性に乱暴を働き、SNSの批判を苦にして自殺した』というストーリーで片付けられてしまう。真相は全然違うんです。彼女はスタッフの指示通り、ヒール役に徹しただけ。せめて花の名誉を回復してあげたい」
引き金となったのは3月31日にNetflixで配信された第38話「コスチューム事件」だ。テラスハウスの同居人である小林快さんが共用の洗濯機に入った花さんのプロレス用コスチュームに気付かず、自分の洗濯物と一緒に洗濯し、乾燥させてしまった。プロレスラーの花さんにとって「命と同じくらい大事」という衣装は、乾燥機で縮み、装着できない状態になってしまう。
住人全員がダイニングルームに集まる中、花さんがコスチュームが縮んだことを明かすと、快さんは「ごめん」と謝罪。彼女は泣きながら「人のこともっと考えて暮らせよ!」「ナメんのもいいかげんにしろよ」と快さんに詰め寄り、彼のキャップを叩き落とした。このシーンがNetflixやフジテレビの地上波で放送されると、SNSで〈死ね〉などの激しいバッシングを受け、花さんは精神的に追い詰められていき、5月23日に自ら命を絶った。
事件後、メディアの取材に初めて応じた響子さんは、亡くなる8日前、花さんから次のように告げられたと証言した。
「5月15日、花と私は祖母の誕生日会を開きました。その帰り道、私が花を車で送っていると、花が涙を堪えながら話し始めたのです」
そして、花さんはこう語った。
花さんが母や友人に語っていた“やらせ”
「テラハに出た当初からプロレスラーらしく振舞えって……。1のことを100にして盛り上げて欲しいって言われて。コスチュームの件はスタッフにめっちゃ煽られた。『いいじゃん、あんな奴、ビンタぐらいしたらいいじゃん』って。盛り上げなきゃと思ったけど、プロレスラーとしてビンタはさすがにできないから、苦しまぎれで帽子をはたいたの。スタッフは信用できないよ」
友人に送ったLINEでも、花さんは次のように書いている。
〈自分の仕事道具壊されて、スタッフにカメラの前でキレろって言われて〉
この友人は、「週刊文春」の取材に対して、花さんから「やらせ」問題について何度も相談を受けていたと明かした。また、炎上シーンの相手となった共演者の小林快さんも花さんから「やらせ」についての電話があったと認めた。
フジテレビに「やらせ」問題について質問すると、「検証作業を進めている最中ですが、ご質問にあるような事実はございません」と答えた。
自殺の5日前の5月18日、地上波のフジテレビで「コスチューム事件」の場面が放送された。この放送を見た花さんは、友人にこうLINEを送っている。
〈これで炎上して話題になって製作陣は満足かな〉
プロレスを広めるために「テラスハウス」に出演していた花さんが、なぜ死ななければならなかったのか。
7月2日(木)発売の「週刊文春」では、響子さんの10時間に及ぶインタビュー、シングルマザーとして花さんを育てた想い、花さんが友人や共演者に「やらせ指示」について送ったLINE、フジテレビと花さんが交わした“奴隷契約書“の中身、共演者・小林快さんの証言、フジテレビの遠藤龍之介社長、番組ディレクターは小誌直撃に何を語ったのか、写真ページをあわせて計9ページにて詳報する。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年7月9日号
7/1(水) 16:00
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
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