19/12/14 20:17:13.09 qdUXGiCg9.net
評論家 スージー鈴木
「#いだてん最高じゃんねぇ」というハッシュタグがある。
NHK「いだてん」後半の主人公=田畑政治(阿部サダヲ)の口癖をもじった「いだてん」応援タグである。
12月15日の最終回に向けて、このハッシュタグが、ここ数日かなり盛り上がっている。
世間的には盛り上がらなかったという烙印を押された格好の「いだてん」だが、
コアな層はいよいよピークを迎えつつあるという「2層構造」になっているのだ。
今回は、最終回を目前にしたこのタイミングで、この「2層構造」の実態を総括したいと思う。
「いだてん」の1年間を冷静に振り返りつつ、最終回に向けた期待を述べてみたい。
視聴率の低迷にあえいだ「いだてん」
正直、「いだてん」の1年間は苦闘の1年間だった。視聴率が低迷し続けたのだ。
初回こそ15.5%を記録するも、だんだんと高度を下げ、2月10日放送の第6話で9.9%と初の1ケタ台に落ち込み、
それから12月8日の第46話に至るまで、実に41話連続で1ケタ台が続いている(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)。
それどころか、不幸にもラグビーワールドカップ(日本対スコットランド戦)の裏で放送されることになった第39話は何と3.7%で、
大河ドラマ史上最低視聴率を更新することとなる(第39回「懐かしの満州」はいわゆる「神回」だっただけに惜しかった)。
視聴率低迷の原因は、すでに多く語られているが、まずは「大河(ドラマ)らしくなさ」だろう。
「ある1人の歴史的英雄の