19/11/23 09:08:15 Dc5w1jie9.net
サッカーJ2水戸ホーリーホックが水戸市内で自前のサッカー専用スタジアムを整備する計画について、同社の沼田邦郎社長が22日、県庁で記者会見し、資金面で県外企業から援助を得て、鉄道の駅や高速道路のインターチェンジ(IC)近くに建設する意向を明らかにした。立地について複数の候補地が上がっており、既に調査を進めている場所もある。また、沼田社長は「(整備により)水戸を中心としたまちづくりがしたい」として、近く社長を退任する意向も示した。
沼田社長によると、スタジアムは市内に建設し、5年後の完成を目指す。収容人数はJ1基準を満たす1万5千~2万人。総工費は約100億円を見込む。
沼田社長は「教育、福祉、防災拠点など地域の課題解決をするスタジアムをつくりたい」と複合型スタジアムの意義を強調。「人口減少、過疎化が進む中、水戸を中心としたまちづくりがしたい」と、建設への意気込みを語った。
建設構想は約2年前から実現に向け動き始めたといい、資金面などで調整段階に入ったことから、計画の一端を発表した。
立地については「理想は駅の近くで(交通の)利便性が良い所。ICの近くだとか…」と条件面を示すにとどめた。市東部の常澄地区や市西部の内原地区などが候補に上がっているとみられる。
資金調達については「県外の複数企業から何十億、何百億という(単位の)話がきている」とし、「最後の事業面の擦り合わせが必要になる」と述べた。
さらに「設計施工、ファイナンスなど賛同してくれる企業が集まっていることは事実。行政の方にもお世話になると思うが、民設民営でやりたい」と強調した。支援を申し出ている県外企業がクラブ運営に参加することはないという。
水戸の昨年度の事業規模は約6億2千万円で、J2クラブの平均約15億円の半分にも満たない。沼田社長は「さらに収益を伸ばすためには、スタジアム構想は一丁目一番地」とし、クラブ創設30周年の2024年に自前のスタジアムを持つことで発展につなげたい考えだ。
また、沼田社長は自身の去就について「運営はバトンタッチする」とし、近く退任する意向を示した。後任は人選中という。(藤谷俊介)
11/23(土) 4:00配信 茨城新聞
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