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◆プロボクシング ▽ＷＢＯ世界ライトヘビー級（７９・３キロキロ以下）タイトルマッチ１２回戦 〇王者セルゲイ・コバレフ（１１回ＴＫＯ）挑戦者サウル・アルバレス●（２日、米ネバダ州ラスベガス ＭＧＭグランド・ガーデンアリーナ）
ＷＢＡスーパー、ＷＢＣフランチャイズ世界ミドル級王者サウル“カネロ”アルバレス（２９）＝メキシコ＝が、圧巻のＫＯ劇で世界４階級制覇を達成した。
ＷＢＯ世界ライトヘビー級タイトルマッチで王者セルゲイ・コバレフ（３６）＝ロシア＝と対戦。２階級上の相手に１１回ＴＫＯ勝ちし、王座奪取に成功した。
アルバレスの成績は５３勝（３６ＫＯ）１敗２分け。コバレフは３３勝（２８ＫＯ）４敗１分けとなった。
ミドル級（７２・５キロ以下）から１階級飛ばし、ライトヘビー級（７８・９キロ以下）に殴り込んだアルバレスだったが、リングに立つと、身長で１０センチ高いコバレフとの体格差は歴然となった。
序盤、アルバレスは顔を覆うようにガードを高く上げ、距離も取り、相手の出方をうかがいながら素早いカウンターで対抗した。一方のコバレフも強引に攻めず、ガードの間を抜く軽打で、様子見した。
中盤に差し掛かると、アルバレスはボディー攻撃を起点に左フックを合わせるなどして、徐々にテンポアップ。コバレフの巧みなジャブをブロックし、前に出てプレッシャーも強めていった。
終盤に勝負をかけたアルバレスに歓喜の時間が訪れた。１１回、ロープ際にコバレフを追い込み、左フックでぐらつかせると、最後はドンピシャの右ストレートが顔面をとらえた。
コバレフは崩れ落ちてダウンすると、ダメージが深いと判断したレフェリーがすぐさま試合を止めた。
アルバレスの唯一の黒星は２０１３年９月に判定で退けられた元５階級王者フロイド・メイウェザーとの一戦。
「コバレフはアルバレスを初めてＫＯで倒すボクサー」と前評判が立つほどだったが、ハードパンチャーとしての存在感を改めて示した。
URLﾘﾝｸ(headlines.yahoo.co.jp)
11/3(日) 15:26配信