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タレントのビートたけし(72)が1日、東京・上野の国立科学博物館で行われた「特別展ミイラ~『永遠の命』を求めて」の内覧会に出席した。2020年東京五輪マラソン・競歩会場の札幌移転決定に言及し、「もう辞めた方がいい。『五輪は返還』ってね。『やんないよ』ってね」とたけし節をさく裂、笑いを誘った。
混迷する東京五輪。ご意見番が「返還論」を説いた。「もう(1984年の)ロス五輪から怪しいと思っていたよ。五輪でも何でもねーよって。プロが出るようになってお金がものすごく動くようになって」。商業主義がスタートした大会。テレビの力が強くなった大会でもある。
来年の8月開催も巨額の放映権料を払っている米国のTV局の意向があると言われている。9~10月は米国のメジャースポーツが開幕、終幕が重なっている。「米国のメジャーテレビが、はざまの時に五輪をやって稼ごうとしただけじゃねーかって。IOCというかJOCが黙ってOKしているのがおかしい」。舌鋒(ぜっぽう)鋭く選手ファーストではない“金まみれ”の現状を指摘した。
NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」では古今亭志ん生役を演じており、皮肉を込めた“オチ”も忘れてはいなかった。トライアスロンの会場となる東京・お台場の海から基準値の2倍の大腸菌が、今年8月のテストイベントで検出された。
「(マラソンを)北�