【映画】大ヒットを記録している映画『ジョーカー』人気の秘密は?ネタバレ含むat MNEWSPLUS
【映画】大ヒットを記録している映画『ジョーカー』人気の秘密は?ネタバレ含む - 暇つぶし2ch1:ちーたろ ★
19/10/28 20:34:04 SV5G6YuX9.net
2019.10.28



長らく「アメコミ映画」が定着しなかった日本でも大ヒットを記録している映画『ジョーカー』。ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞するなど、本作は観客はもちろん、批評家からも絶賛を浴びている。

主人公のアーサーは、母親と2人でボロアパートに住みながら、コメディアンとして活動し、ロバート・デ・ニーロ演ずるマレー・フランクリンのトークショーに出演することを夢見ている。

 しかし、財政問題で治安が悪化しているゴッサム・シティでチンピラたちに襲われたり、トゥレット症候群を思わせる障がいを患っていることで、社会に馴染むことができず、次第に精神を病んでいく……。というのが、主なあらすじだ。

* 以下、ネタバレ含む
 
 そんな本作の特徴は大きく3つにわけられるだろう。まず大きく議論を呼んでいるのが、現実と主人公アーサーが作り出している虚構の区別が曖昧という部分だ。本作では、何箇所かハッキリとそれまでの描写が実は虚構、妄想だったという場面がある。
 そもそも作品全体が虚構なのではないかという意見も出ているほどで、いわゆる「信頼できない語り手」(叙述トリックなどで用いられる、語り手が読者を敢えてミスリードする手法)の作品なのだ。これがさまざまな解釈を可能にしているのも、本作が人気を集めている理由のひとつだろう。
 そんなアーサーの現実と虚構の境目を曖昧にしているのが、セーフティネットの崩壊だ。前述のとおり、アーサーは精神に問題を抱えており、カウンセラーのもとに通いながら、薬を処方されている。

 しかし、財政が悪化したことで治療は打ち切りに。さらに日々の生活も困窮して……。と、その精神状態は悪化の一途を辿っていく。

 そんな社会に不満を抱いているのはアーサーだけではなく、街ではデモが頻発。のちのバットマン=ブルースの父親である大富豪トーマス・ウェインと、貧困層との間に緊張が走る。

この図式はまさに今世界中で起きている格差問題そのもので、原作漫画やこれまでの映画版では描かれていなかったが、トーマス・ウェインが傲慢な富裕層の代表であるような演出が加えられている。

 さらにデモ隊の多くは白人で、「金持ちを殺せ!」と主張する姿には、オルト・ライトを想起せずにはいられない。このように世相を反映させているのが、本作の2つ目の特徴だ。

 レバノンで行われている反政府デモでは、本作と同じようにピエロ(ジョーカー)のメイクやマスクを纏った人々が現れるなど、今や現実の格差を反映させた映画作品が、反対に現実に影響を及ぼしている。
そして3つ目の特徴は、批評家やナードの心をくすぐる、ポップカルチャーの引用だ。すでにさまざまな作品の影響が指摘されているが、社会問題が(アンチ)ヒーローを生み出す『タクシードライバー』、売れないコメディアンが人気トークショーの出演に執着する『キング・オブ・コメディ』、倫理観に欠けたメディアを描く『ネットワーク』、『フレンチ・コネクション』や『狼よさらば』、同じバットマンシリーズの『ダークナイト』や『エクソシスト』……。などなど、枚挙に遑がない。なかでもオペラのクラシック『道化師(パリアッチ)』は、ピエロの“笑顔の裏”という意味において、最大のモチーフとも言えるだろう。

 こうした“サンプリング”の元ネタを探したり、共通点を分析できるのも、本作が絶賛されている所以だろう。作中では現実と虚構の境目が曖昧でありながら最新の世相を反映し、かつクラシックと言える過去の名作群の要素を散りばめられている『ジョーカー』。そんな舞台上でアドリブも交えながら、ホアキン・フェニックスが鬼気迫る演技を見せているのだから、面白くないはずがない
(全文はこちらへ)URLリンク(hbol.jp)
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