19/09/24 08:25:41.20 WIY7oHJi9.net
■実は敬遠される入浴場面
ドラマ「監察医 朝顔」(フジテレビ系列・月曜・21:00)は9月23日に最終回を迎える。脚本や出演者の演技も評価され、高い視聴率を記録。“月9復権の立役者”との呼び声も高い。
ビデオリサーチ(9月9-15日)ドラマ視聴率ベスト5
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果たして最終回は視聴率が何パーセントに達するのか、多くの業界関係者が注目しているようだ。
ビデオリサーチの「週間高世帯視聴率番組10」で、9月9日(月)から15日(日)における「ドラマ」(関東地区、以下同)の視聴率ベスト5は次のようになった。
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※中略
この関係者は「この第10話における演出のこだわりには感心させられましたね」と語る。具体的には上野樹里(33)の入浴シーンのことだという。
「たった5秒のシーンでした。とにかく入浴シーンは撮影に手間がかかります。撮影時間は2時間で終われば早いほうで、セット費だけでも少なくとも100万円が必要です。昨今のテレビ業界は予算削減が最優先ですからね。しかし『朝顔』は、入浴シーンが必要だと考え、プロの矜持として撮影したのでしょう。今どき珍しい判断です。そんな熱意のある現場だからこそ、良質な作品ができたのでしょう」
入浴シーンは、どれくらい手間暇かかるものなのだろうか。
「女優さんの入浴シーンほど、大変な撮影はありません。例えば着替えです。スタッフの前で“裸”にならなければならないわけです。もちろん肌色の水着を用意します。とはいえ、普通の水着とは比較にならないほど無防備な姿ですから、なるべくスタッフの目に触れないほうがいい。浴室のセットに女優さんが入って、撮影して、出る。その間、現場はスタイリストさんが防御役に加わるなど、大変な作業です。セットへ入るのに45分、出るのに45分、往復で1時間半。これでも早いほうですね」(同・関係者)
■「たとえ5秒でも」という監督の本音
スタッフの“奮闘”は撮影前から始まる。イメージに合う湯船を選んで発注し、スタジオに運搬。浴室のセットも、「監察医 朝顔」に出てくるような古い民家の雰囲気を出すには、大道具のセット制作も手間がかかる。
セットが完成しても、浴槽にお湯を満たすのも楽な仕事ではない。ガス湯沸かし器を設置することは不可能なので、どこか別の場所で湯を沸かし、セットに運び入れる段取りをつけねばならない。
入浴する女優さんがメイク室に到着すると、入浴用の髪型にセット。普通のメイクでは不自然なので、リアルな薄化粧に変え、汗を表現するために霧吹きで顔に水玉をつける。これでやっと撮影に入れるが、普段のスタジオ撮影とは違ってカメラが1台しか使えないことが多いという。
「テレビドラマの場合、特にスタジオでの撮影は複数のカメラを使い、1シーンを一気に撮影することも珍しくありません。しかし浴室のセットは、狭くないとリアリティがないですから、カメラは1台しか使えない。女優さんには3方向くらいから撮影するとして、そのたびに照明の位置を変える必要があります。湯けむりの効果も大変です。オンエアでは数分で終わる入浴シーンでも、実際の撮影が30分で終われば早いほうでしょう」(同)
撮影が終わったら、再びスタイリストやメイクが動員され、女優の濡れた体を隠しながらタオルで拭いてもらう。お湯の温度に、照明の熱が加わり、のぼせる女優も珍しくない。クールダウンの時間も馬鹿にならないという。
※中略
「米倉涼子さん(44)主演の『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系列・木曜・21:00)でも入浴シーンが名物になっています。あの撮影は品川区の銭湯でロケをしているそうで、撮影の順番で言えば、当然ながらラスト。一般客がいなくなった営業終了後に撮影を開始するそうです」(同)
「それほど大変なら、やめればいいのに」と思われた方も多いだろうが、やはりメリットはあるという。「水戸黄門」(TBS系列・1969~2011)で多くの入浴シーンを披露して伝説と化した由美かおる(68)はあまりに有名だが、現在でも類例は少なくないようだ。
「『ドクターX』の入浴シーンが、例えばネット上でも盛り上がるのはご存知の方も多いでしょう。観月ありささん(42)の『鬼嫁日記』(フジテレビ系列・関西テレビ制作・2005年/07年)や、石原さとみさん(32)の「高嶺の花」(日本テレビ系列・18年)の入浴シーンもインパクトがありました。数字と話題作りのため、たとえ5秒でもいいから入浴シーンを入れたいと思う監督の気持ちはよく分かります」(同)
以下ソース先で
9/23(月) 12:00 デイリー新潮
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