19/08/15 18:01:59.91 ny3hUytK9.net
熱戦が続く令和初の夏の甲子園。そこに高校野球史上最速投手、大船渡・佐々木朗希の姿は見られない。
甲子園まであと1勝と迫った岩手大会の決勝で、登板はおろか、打者としても出場させなかった国保陽平監督の采配にはいまだに賛否両論が尽きないが、
確実に言えるのは、高校野球の長い歴史の中で、これほど故障を避けるよう大切に育てられたスーパーエースはいなかったということだろう。
高校時代に過去に例を見ない成長過程を送った投手として、これからの佐々木投手の成長に大いに注目したい。
「日本野球史上最高の投手になるのでは」との評も、163キロという球速だけでなく、190センチを超えてなお成長する類まれな体格、
ダイナミックかつ美しい投球フォーム、そして多様な鋭い変化球を操る野球センスの良さを見れば、決して過剰な期待でないのは明らかだからだ。
大谷、ダルビッシュ、田中ら現役投手を超えるか?
そうはいっても、「史上最高」となれば、ハードルはとてつもなく高い。
大谷翔平、ダルビッシュ有、田中将大といった現役の大投手のみならず、歴史上の名投手をも超えていかなければならないからだ。
例えば、昭和48年の選抜に、いまなお怪物と呼ばれ続ける伝説的投手が登場した。
作新学院の江川卓だ。
私が初めて佐々木の投球フォームを見たときに感じたのは、<江川に似ている>というものだった。
周囲から頭ひとつ抜けた長身、左足を顔に届くほど高く上げ、そこからスムーズに体重移動していき、力むことなく鞭のように右腕が出ていく。
ほとんど全力投球せず、8割程度の力で投げているように見えるのも共通だった。
では、高校時代で比較して、江川と佐々木、どちらが優れているだろうか。
バットに当てることすらできない投手!?
江川は、3年の春と夏の2度甲子園に出場している。その際の日本中の注目と熱狂は、私の知る限り、甲子園史上最高のものだった。
栃木県に規格外の投手がいる。点をとることはおろか、バットに当てるのすら至難の業で、三振の山を築いている―。
その噂は野球ファンの間に流れてはいたが、令和の現代のように、テレビやネットで簡単に実際の投球を見ることはできなかった。
多くの人がその目で怪物・江川を目撃するには、昭和48年、作新学院3年になった江川が春の選抜にたどり着くのを待たねばならなかった。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
8/15(木) 11:51配信