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◆春季福島県大会 ▽1回戦 聖光学院9-2会津(18日、白河グリーンスタジアム)
バスケットボール女子日本代表でエースの渡嘉敷来夢(27)の弟、聖光学院の渡嘉敷乾(ほし)投手(2年)が公式戦デビュー。1回戦の会津戦で3回を投げ5安打2失点のほろ苦デビューとなったが、チームは9―2で逆転勝ちした。
ベンチに戻ると、渡嘉敷は悔しそうに汗をぬぐった。1点を追う4回1死一、二塁。自らの打席で代打が送られた。3回2失点で降板した背番号「11」は「頭が突っ込んでいた。ためてから投げられなかった」と悔しさをにじませた。
196センチの長身から投げ下ろすMAX135キロの直球が持ち味。しかし公式戦初先発の緊張からか、初回はわずかに球が上ずった。先頭打者に左前打を許すと、犠打で三進。3番打者に高めの直球を左翼線に運ばれ、二塁打を許した。先制点を献上すると、1―1の同点で迎えた3回にも1失点を喫した。
打たれはしたが、異例の大抜てきだった。紅白戦での主力相手の好投が認められ、2日前に公式戦に出場できる“Aチーム”に緊急昇格。斎藤智也監督(55)は「紅白戦ではキレのある球を投げていた。(今日は)スピードが足らなかった」と課題を挙げたが「緊張したんじゃないかな。想定内。よく投げた」とデビュー戦の粘投をねぎらった。
姉は、バスケットボール女子日本代表の来夢。偉大な姉と比較されることで重圧もあったという。息子の晴れ舞台を球場で見守った父の康さん(54)は「これまでは、いつも姉のインタビューされる姿を見てきた。今日初めて自分がインタビューされた。これをきっかけにして欲しい」と期待を込めた。
本格的に投手となったのは、稲付中進学後。今は、大船渡高の佐々木朗希投手(3年)のピッチングを動画で研究して参考にしているという。「佐々木さんのフォームをマネしたい。目標は(米大リーグエンゼルス)大谷(翔平)さんです」と力を込めた。193センチの大谷より3センチも大きい長身右腕が、輝かしい未来へ向かって一歩を踏み出した。(高橋 宏磁)
5/19(日) 7:03配信 スポーツ報知
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