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芥川賞の受賞が決まった町屋良平さんは、東京都出身の35歳。埼玉県内の高校を卒業し、3年前にに5人の男女の青春を描いた「青が破れる」で文芸誌の新人賞を受賞してデビューしました。
芥川賞は前回の候補作だった「しき」に続いて、2回目での受賞となりました。
受賞作の「1R1分34秒」は、無名のプロボクサーが、現状に悩みながらもボクシングに打ち込む姿を描いた物語です。
同じジムの先輩の指導に反発しながらも自己を見つめ直し、人間的にもボクサーとしても少しずつ変わっていく内面の移ろいが、細やかに描かれています。
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