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2016年にセ・リーグ本塁打王に輝き、「日本の4番打者」との呼び声も高い横浜DeNA筒香嘉智外野手(27)。筒香が、ジャーナリスト鷲田康氏の取材に応じ、日本野球への提言を語った。筒香が日本の野球界における大きな問題として指摘するのが「勝利至上主義」による弊害だ。
【写真】筒香がスーパーバイザーを務める少年野球チームの体験会
少年野球では予選を勝ち抜き、大きな大会に出場して優勝することでチームの名声は高まり、選手も集まる。そのために指導者や保護者など大人たちが、勝つことに一生懸命になり過ぎ、そこにしか価値が見出せなくなってしまう。そこで生まれるのが「勝利至上主義」というのだ。
「子供たちにとって楽しいはずの野球が、そうではなくなってしまっているのが、すごく気がかりです。子供たちが大人の顔色を見てプレーするようになってしまっています。しかも指導者は勝つための技術や動きばかりを求め、いまだに指導者が選手に手を上げるような場面もあるとも聞きます。それが高校野球も含めた、いまの日本の野球界の現実ではないでしょうか」
野球をプレーする少年達が年々減っていることについても危機感を抱いているという。
「野球人口の減少が話題になって随分経ちますが、果たしてその原因は少子化だけなのか。もっと根本的な問題があり、日本の野球界はこのままではまずいなと感じていました。
そういう状況の中で、自分にできることが何かないかと考えて2年前から、中学時代にお世話になった少年野球チーム『堺ビッグボーイズ』の小学部『チーム・アグレシーボ』のスーパーバイザーになりました。その活動を通じて、改めて少年野球が抱える様々な現実を見聞きし、子供たちの将来のために、今の指導の問題点や、どういう方向に進んでいったらいいのかを考えるようになりました」
11月29日(木)発売「週刊文春」では、筒香が日本野球の古い体質に気付いた海外体験や、ユニセフや少年野球チームなどにおける活動についても語っている。また11月30日には、筒香による初めての著書「 空に向かってかっ飛ばせ! 未来のアスリートたちへ 」(文藝春秋)が発売される。筒香の提言は野球ファンの注目を集めそうだ。
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