18/10/04 21:02:26.84 CAP_USER9.net
10月3日、読売ジャイアンツ(巨人)の山口寿一オーナーが、高橋由伸監督の今シーズン限りでの辞任を発表した。球団は慰留したものの、高橋監督本人は「責任を取りたい」との意志が固いという。スポーツの世界では、成績不振で監督が引責辞任するのは当然ともいえるが、高橋監督に対しては同情する野球ファンも少なくない。
巨人は4年連続でリーグ優勝を逃しており、今シーズンにいたっては負け越しが確定。10月4日現在、クライマックスシリーズ進出をかけて横浜DeNAベイスターズと3位争いをしている状態だ。
そんななかで発表された高橋監督の辞任。本人は3日に行われた選手宿舎での一問一答で、「チームの成績が良くないというところで、監督として責任を取らなくてはいけない。『責任を取って辞めます』ということを、山口オーナーのほうに直接伝えました」と語った。
2015年11月、現役を引退と同時に監督を任された高橋だが、就任以降リーグ優勝はなし。一部のメディアやファンの間では、“球団史上最弱”とも批判されていた。しかし、今回の監督辞任には、「正直ちょっとかわいそう。高橋由伸の無駄遣いもいいところ」「“スター”高橋由伸をつくったのも巨人だけど、彼を終わらせたのも巨人」「由伸は完全に振り回され続けた被害者だよな」といった同情の声が多い。また、サポートが不十分だった球団に対しての批判も相次いでいるという。
そもそも高橋の監督就任には、当初から「納得がいかない」と不満を抱く人が多かった。15年の巨人といえば、野球賭博などが表面化してトラブルが続発していた時期。そんななかで高橋が監督就任を要請され、“現役引退後即監督”で12球団中最年少の監督になっている。
そのため「ほとんど無理やり監督に就任させられたのに、結局辞任とか気の毒すぎる」「こんな結果になるなら、もっと長く選手としての高橋由伸を見ていたかった」などと残念がる意見もある。
後任としては、15年までチームをけん引してきた原辰徳前監督の名前が挙がっている。過去、巨人を7度のリーグ優勝に導いた原前監督は、実績も十分で適任のように思える。しかし、彼には暴力団とのつながりを示唆する“黒いうわさ”もある。以前、「週刊文春」(文藝春秋)は、原氏が元暴力団員に1億円を支払ったと報道。巨人側は名誉を傷つけられたとして文藝春秋を訴えているが、最高裁が上告を退け敗訴している。
このような経緯もあり「“1億円払った人”ってイメージが抜けないし、原の監督就任は嫌だな」と難色を示すファンも多い。今後、巨人がどのように舵を切っていくかはわからないが、まずは高橋監督率いる現チームがクライマックスシリーズに進出できるか否かに注目したい。
(文=編集部)
文=編集部2018.10.04ビジネスジャーナル
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