18/01/31 19:30:33.15 CAP_USER9.net
縦に速いサッカー。相手のディフェンスラインの背後を早めに突くサッカー。ハリルホジッチが好むこのスタイルは、ボールを奪われる確率が高い。しかも早いタイミングで。となると、バックラインを押し上げている時間的余裕がないので、中盤のスペースを相手に与えることになる。パスを繋ぎやすい環境を与えることになる。
その結果、E1東アジア選手権で、北朝鮮、中国に接戦を許し、そして韓国に大敗。ハリルホジッチへの風当たりはいっそう厳しくなっている。
もっと簡単に言えば、面白くない。「監督がハリルホジッチになって、日本代表のサッカーはつまらなくなった」。そうした言い方で嘆く人が増えている。
面白いか。つまらないか。ともすると感覚的で大雑把に聞こえがちな表現だが、サッカーの核心を突く切り口だと思う。他の競技にはあまりみられない、サッカーならではの言い回しでもある。
○○監督の野球は面白くないーーは、ゼロではないが、サッカーほど聞かれない。他の競技もしかり。ゼロではないけれど、サッカーほどではない。それはまさにサッカーらしい視点ながら、メディア報道はけっして「ハリルホジッチのサッカーはつまらないですね」とは言わない。面白い、つまらないは、排除された表現になっている。NHKとか朝日新聞とか、メジャーで堅めな報道機関だけではない。砕けていそうなネットの記事でも見かけることはほとんどない。
詰まるところ、主観だからだ。それはいったい誰が抱いた感想なのか。明示する必要に迫られる。素朴な意見ながら、発言には勇気が求められる。戦術的な問題(冒頭のような)を述べる方がハードルは遙かに低い。
つづく
2018年1月30日 18時25分
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