17/12/13 10:49:40.78 CAP_USER9.net
白鵬を怒らせた貴ノ岩の一言 「俺はガチンコで勝った」
11月30日に行われた相撲協会の理事会で、危機管理委員会から発表された元横綱日馬富士の暴行問題についての中間報告。被害者の貴ノ岩への聴取が叶っていない段階での「中間報告」にどれほどの意味があるのかは定かではないが、それはともかく、そこにはこんなクダリがある。一次会で横綱白鵬(32)が貴ノ岩に対し、9月の粗暴な言動を説教―。ではその粗暴な言動の“根っこ”の部分には何があるのかを探ると、今年初場所、初顔合わせとなった白鵬vs.貴ノ岩の一番に辿りつくのだ。
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中間報告は次のような内容となっている。
一次会で白鵬が説教した際には日馬富士が貴ノ岩をかばって収まった。二次会に入ると再び白鵬が貴ノ岩と照ノ富士に対して説諭を始めたが、その際、貴ノ岩がスマートフォンをいじっていたため、日馬富士が注意。貴ノ岩が彼女からのメールだと答えると、それに怒った日馬富士が暴行を加え始めた……。
つまり、白鵬の説教および説諭が「暴行」に繋がったという事実が読み取れるわけだが、この中間報告からは最も肝心な部分がなぜか抜け落ちている。それは、白鵬がわざわざ説教することになった貴ノ岩の「粗暴な言動」とは如何なるものなのか、という点だ。
本誌(「週刊新潮」)12月7日号では、今回の事件の背景に「八百長」「ガチンコ」というキーワードが見え隠れすることについて触れた。モンゴル力士は八百長のことを「ナイラ」と言う。最近、貴ノ岩は東京の錦糸町にある「カラオケBARウランバートル」で友人と酒を飲むと、度々、“俺はナイラはやらない”などと大声で言っていたというエピソードも「週刊新潮」12月7日号で紹介したが、それらが「粗暴な言動」に含まれることは言うまでもない。
「ただ、白鵬は、『ウランバートル』での貴ノ岩の言動を聞き及んで初めて激怒したわけではない。その“発火点”は、初場所での貴ノ岩との一番にあるのです」(モンゴル力士の事情に詳しい関係者)
■白鵬の記録更新にも疑問
貴ノ岩が「ガチンコ力士」であると公言し、それに誇りを持っていたことは「週刊新潮」12月7日号でお伝えした通り。
「自分のことだけではなく、同じモンゴル出身の玉鷲についても“ガチンコ”だと話すこともありました。また、“俺はガチンコで小結か関脇になる”とも言っていた。ガチンコで大関や横綱になるのは難しい、と考えているのでしょう」(同)
今年の初場所の14日目、貴ノ岩は白鵬と初めて土俵の上で相まみえた。前日までの成績は稀勢の里が1敗で単独首位。それを2敗の白鵬が追うという構図だった。そして当日、まず稀勢の里が逸ノ城を退けた。そして、もし白鵬が敗れると、稀勢の里の幕内初優勝が決まるという状況で2人は対峙したのだ。
「取組前は、同郷の大先輩である白鵬が稀勢の里と優勝争いをしているのだから、さすがに貴ノ岩も“空気を読む”のではないか、という見方が大勢を占めていた。ところが……」
と、相撲ジャーナリスト。
「貴ノ岩は最初の踏み込みも良かったですが、その後、右、左と順におっつけて絞り上げたことで、白鵬は腰を浮かせて何ら抵抗できないままもがく形となった。どちらが横綱か分からない一番だったと言えます」
白鵬が屈辱を味わったのは土俵の上だけではなく、
「初場所が終わると、貴ノ岩は“俺はガチンコで横綱白鵬に勝った”と周囲に言って回るようになった。それを耳にした白鵬は当然、激怒しました」(同)
白鵬が優勝回数など複数の記録を塗り替えて賞賛されてきたことにも疑問を呈していたという貴ノ岩。“大横綱”は、目障りな存在である彼に説教する機会をうかがっていたのだろう。
「週刊新潮」2017年12月14日号 掲載
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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