17/11/24 11:33:01.48 CAP_USER9.net
お笑いタレントのスマイリーキクチ(45)が23日放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ 芸能界のタブー話SP」(木曜・深夜0時12分)に出演。18年に及んだネット・デマ被害を語った。
ピン芸人として活躍していた1999年に突然、足立区女子高生コンクリート詰め殺人事件の犯人の1人というデマがネット上に拡散してしまったキクチ。
「僕の出身地が足立区。年齢も犯人たちとほぼほぼ近い。それで誰かがイタズラで2ちゃんねるの犯人一味として僕の本名を書き込んで…。ああ、犯人なんだとなってしまった」と、デマの発端を明かすと、「ネットのデマがどんどんひどくなって。『キクチは殺人事件をライブでのネタにした』とか『居酒屋でレイプした話を得意げに話していた』とか、どんどんウソが広がって」と続けた。
「事務所のファンの人たちが交流する掲示板も『殺す』とか『家族も同じ目に合わせる』とか、1000件のうち8割くらいが殺害予告になっていった。擁護してくれるファンにも殺害予告が出たりして。
CMに出してくれていた会社や博報堂とかテレビ局にまで抗議が来るようになって。それが正義だとなって。
99年から3年くらいひどかったけど、ちょっと落ち着いたら、また6年後くらいに再燃して」と悲惨な状況を明かし、その理由として、「元警視庁刑事という肩書きの人が本に『殺人犯の1人はお笑い芸人の片割れとしてデビュー』と書いてしまって。それで再燃しちゃって。その人がいなければ、ネットの噂は終わっていたはずなのに、それでネット上の噂は本当だったんだとなってしまった」と語った。
追い詰められたキクチは警察のハイテク犯罪対策課に相談。しかし、答えは「あなたの考え過ぎです。誰もネットの噂なんか信じていません」だった。まだ、警察にもネットに詳しい担当者がいない時代だったのが災いしたという。
「殺害予告の証拠をダンボール箱4個分集めて、2008年にやっと、捜査ができる刑事さんに出会えた」とキクチ。その刑事がネット上でデマを流していた人物を特定。
「そのうちの1人に刑事があたったら、『やりました』と。でも、その2時間後に『あのヤロー、警察に届けやがって』と書き込まれた。でも、全国1000人以上の書き込んだ人間の中から悪質性の高い19人を検挙してくれて」という展開になったという。
しかし、デマ被害は今も続き、「今年の3月に殺害予告があって、NHKの番組に出られなくなりました」と苦渋の表情で明かしたキクチ。「とにかく、誹謗中傷があったら、証拠として、そのページをプリントアウトして保存すること。次にSNSなどやっていたら、『やっていません』と否定すること。さらに掲示板に削除依頼をする。それでもダメだったら、証拠を持って、警察に行く。
そして、大事なことは『刑事告訴をしたいんです』ということ。告訴状が必要になるけど、弁護士さんに10万円くらいで書いてもらって、捜査してもらうことです」と18年間の被害に基づく実践的な対策を明かしていた。
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