17/09/25 11:12:40.46 CAP_USER9.net
フジテレビの人気バラエティー番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」(木曜後9・00)の30周年記念スペシャルが28日に放送される。
ビートたけし(70)やタモリ(72)、大ブレーク中の「ANZEN漫才」みやぞん(32)ら大物ゲストを迎えて豪華特番を展開する。
石橋貴明(55)と木梨憲武(55)がメーン司会を務める番組は「とんねるずのみなさんのおかげです」としてスタートして以来30年。
「仮面ノリダー」「保毛尾田保毛男」「太陽にほえるな!」などのコントや「食わず嫌い王決定戦」「モジモジくん」「男気ジャンケン」など名物コーナーを生み出し、視聴者を魅了してきた。
番組の“生みの親”で同局の名物プロデューサー、石田弘エグゼクティブプロデューサーに30年を振り返ってもらった。
◆石橋貴明が大声で直訴「私たちにやらせてください!」◆
―放送開始から30年。率直な気持ちを教えてください。
「30年もよくやっていますよね!『みなさんのおかげです』をやっている途中、(石橋)貴明が“これまでと違う番組をやってみたい”と言って『ラスタとんねるず’94』(94年4~9月)をやってみたり、
(会社のあった)河田町からお台場に引っ越すときに『とんねるずの本汁でしょう!!』(97年4~6月)を始めたり、いろいろあって今の『…おかげでした』になりました(笑)。
途中に短いスパンの番組が入りつつの『みなさん』シリーズ30年ですね」
―30年はあっという間でしたか?長かったですか?
「長かったですねえ。私は明日(取材日翌日)で74歳になりますが、そのうちの30年間やっていますからね。
私が39歳のときに『オールナイトフジ』(83年)を始めて、1年後にとんねるずが加入し、41歳のときに始めた『夕やけニャンニャン』(85年)でもレギュラーをやっていました。
その後、当時ディレクターだった港浩一(共同テレビジョン代表取締役社長)に“貴明が日枝局長に直訴したいって言っているんです。
話を通してくれませんか”と言われて“いいよ”と応じました。そうしたら、貴明が河田町の大部屋で“とんねるずの石橋貴明と申します!
火曜ワイドスペシャルを私たちにやらせてください!!”と大声でアピール。
上層部のオッケーをもらって、火曜ワイドスペシャル枠で4回くらいやったのかな。そうしたら視聴率を20パーセント取るようになって。
それならばレギュラーでやろうという話になり、木曜9時で番組を持つことになったのです」
◆カメラひっくり返して…何をしでかすか分からない面白さ◆
―とんねるずの第一印象を教えてください。
「初対面だったか覚えていませんが、『オールナイトフジ』のときとか、2人は尖っていて何をしでかすか分からない面白さがありました。
『…フジ』で一番面白かったのは、貴明が『一気!』を歌いながら、調子に乗ってカメラをひっくり返しちゃったこと。
たしか保険で直したと思いますが、大問題になりましたね。興奮しすぎて、何をやったか分からなくなったみたいです。そういう面白さがありました。
意外性が魅力ですね。あとは見た目が2人とも格好よかった。今はお笑いでも様々なタイプの人がいますが、当時はあんなにシュッとしているお笑いコンビはいなかった。
“今っぽい”感じを持っていました。
ドラマに出たり、歌出したり、コンサートしたりするお笑いコンビはいませんでした。何でもやっちゃう2人でしたね」
―とんねるずの魅力にはオリジナリティーがありますね。
「僕は2人のことをよくユーミンに例えていました。彼
女が生み出す歌詞と曲の世界は、今っぽさがあり、そういう部分が若い子にウケていた。若い世代のファッションのようなもの。とんねるずも“トレンド”だったと思う。
当時のオトナが見たら、何が面白いんだ?と思うけど、若い世代には女優の宮沢りえらが出演した『学園コント』が大ウケでした。
帝京高校の先生の真似なのか分かりませんが、2人が教師や生徒役をやると“こういう先生いるいる!”ってウケていたのです」
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2017年9月25日 10時0分 スポニチアネックス
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