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憲法改正を恐れ、ひるみ、印象操作か メディアは「言論の自由」と「風説の流布」をはき違えるな
産経新聞の27日付朝刊政治面に掲載されているインタビュー記事で、森喜朗元首相がこう述べていた。
「安倍晋三首相への逆風が厳しいね。僕が首相だったときもそうだったけどマスコミの印象操作は相変わらずひどいな。最初から結論を決めて『安倍が悪い、安倍が悪い』と連日やられたら、そりゃ支持率も下がるよ」
筆者は森内閣当時も首相官邸担当だったので、あの頃のメディアによる森バッシングと、それに呼応した形で自民党内外から仕掛けられた「森降ろし」の流れはよく覚えている。
直接的なきっかけは、米原子力潜水艦と愛媛県立宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」の衝突事件への初動対応への批判だった。だが、やがて自民党議員の金銭スキャンダルも日経平均株価の低迷も、何でもかんでも全部「森が悪い」という空気が作られていった。
後に、森氏がこう振り返るのを聞いた。
「私があれほどマスコミにたたかれたのは、私が本気で教育基本法を改正しようとしていることが分かったからだ」
敗戦後、連合国軍総司令部(GHQ)によって規定された戦後の枠組みを墨守したい勢力の抵抗と反撃は、それほど激しかったということだろう。
■悪意隠さぬ倒閣運動
まして安倍首相は第1次政権でその教育基本法の改正を59年ぶりに初めて成し遂げ、今度は本丸の憲法改正を実現しようとしているのだからなおさらだろう。首相が憲法9条に自衛隊を明記する具体案を示した5月以降、学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画などを使ったメディアの攻撃が強まっている。
中でも拉致問題、外交・安全保障政策、教科書・歴史認識問題…とことごとく安倍首相と対立してきた朝日新聞が、憲法改正は絶対に阻止しようと「明らかな倒閣運動」(政府関係者)に打って出たのは、当然のことなのかもしれない。
朝日は第1次安倍内閣が発足した翌日の平成18年9月27日付朝刊の紙面でも、内閣・自民党役員人事について、こんな嘲笑的な見出しの記事を載せていた。当時から、ひたすら安倍首相をたたきたいという悪意を隠していなかったのである。
「恐れ、ひるみ、とらわれた」「安倍『学園祭内閣』」
■親友だから利用せず
文芸評論家の小川栄太郎氏は7月に入ってから、森友学園、加計学園に関する朝日の記事を全部集めて通読したという。半年で1000件を優に超える分量だったとのことで、27日付の自身のフェイスブックにこう感想を記している。
「見出しで『安倍首相 強弁』とか『深まる疑念』とか『逃げる政府答弁』とかが並ぶだけで、読んでも読んでも『問題』が全く見えてこない」「証拠が全くないのに安倍晋三氏といふ『個人』を風評で貶める--これは権力批判ではなく、深刻な人権侵害だ」
ただ、この傾向は朝日だけではなく、ファクト(事実)ではないただの印象論がメディアで横行している。テレビのワイドショーでは、司会者が安倍首相と加計学園理事長が友人であることをもって、根拠なくこう決め付けていた。
「(獣医学部新設計画を)親友に言わないなんて信じられない」
長年の大切な友人だからこそ、相手の地位や立場など利用しないと考える方が普通ではないか。安倍首相自身、周囲には「彼はそんなこと一回も言ったことはない」と話している。言論の自由と風説の流布とをはき違えてはならない。
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