17/06/10 18:20:02.40 CAP_USER9.net
24年夏季五輪招致レースが意外な展開になってきた。立候補している2都市が開催を分け合うことになりそうなのだ。
候補都市のひとつである米ロサンゼルス招致委のワッサーマン委員長は7日(日本時間8日)、「ロスは24年でなければならないとは言っていない」との声明を発表し、24年大会はパリに譲り、28年の開催を目指してもいいとの考えを明らかにした。
莫大な財政負担を強いられるため、近年は五輪招致から撤退する都市が相次いでいる。五輪に意欲のある2都市が開催をずらすことにIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長も好意的に捉えているそうで、9日の臨時理事会(スイス・ローザンヌ)で協議する。
複数の米メディアの報道によれば、ロスによる28年開催は同市のガーセッティ市長がIOCから打診され、その見返りとして青少年スポーツの育成基金への出資を受けるという。ロスにとっては開催が確約される上に、ジュニア世代の強化資金も得られるだけに一挙両得というわけだが、ロス側の狙いはそれだけではない。
もともと米国は国主導で、24年五輪でのアメリカンフットボールの実施を目指している。競技の世界的な普及を目指すプロフットボールNFLの思惑もあり、開催国に認められる追加種目としての採用に動いていた。
ロスが24年の開催地をパリに譲るのは、パリ大会での追加種目にアメフトを採用する密約を交わしたともっぱらだ。フランスでは五輪開催に見合う専用競技場はないが、ラグビーが盛んなだけにスタジアムの代用は可能。ロスはパリを取り込んで、24年、28年と2大会連続でアメフトを実施する思惑があるのだ。
20年東京五輪では「野球・ソフトボール」が追加種目として3大会ぶりに実施されるものの、アメフトの攻勢もあって、1大会で再び姿を消しそうだ。
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