17/01/20 16:53:40.59 CAP_USER9.net
楽天球団副会長の星野仙一さんが、野球殿堂入りされた。お祝いのメールを送ると、「野球界が一つにまとまらないと、近い将来、大変なことになる」と返信をいただいた。殿堂入り会見の際にも口にされていた野球界への危機感。本当にその通りだと思う。
昨年、プロ側の日本野球機構とアマ側の全日本野球協会が協力し、野球の普及・振興を中心とした将来を見据えた活動を行う日本野球協議会を発足させた。一昔前と違って、現在はプロ経験者でも学生野球資格を回復すれば高校生や大学生を指導できる。以前に比べ、プロとアマの関係は大きく改善されたと思うが、一つにまとまるのは簡単なようにみえて難しい。
理想の形はサッカーのように、プロもアマもすべての団体が傘下に入る一つの組織ではないだろうか。プロに限れば、米大リーグのようにコミッショナーの権限を強くして、ぐいぐい引っ張っていってほしい。個人的には、ワールド・ベースボール・クラシック代表はプロ、五輪代表は社会人や大学生の大きな目標になるように、アマでいいと思っている。何でもプロではなく、まず話し合いの場がほしい。
日本ではいつまでも野球が一、二を争う人気スポーツというのは、誤った認識だ。サッカーに比べて、多くの道具と広いスペースが必要で、ルールは複雑。一から始めるには大変なスポーツだと思う。
“野球離れ”や少子化によって、競技人口は確実に減少している。日本は、世界中で数えるほどしかない野球が盛んな国の代表格。だからこそ、組織が一つにまとまって対策を練る必要がある。
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