16/02/10 13:10:34.55 CAP_USER*.net
「5年で甲子園4強」の目標を掲げて最終年度を迎えた「県高校野球強化プロジェクト」が、来年度も継続される
見通しとなった。県が8日発表した2016年度一般会計当初予算案に、事業費約450万円が盛り込まれた。
高校生の実力向上を図る観点から、対象を小学生にも拡大する内容。予算案は15日開会の2月県議会に提出される。
【山本康介】
予算案で提示した事業名は「秋田型高校野球育成・強化プロジェクト」。新規事業の扱いとなっているが、実質的な継続だ。
新たに実施するのは、小学生向けの野球教室。正しいキャッチボールの仕方や走り方を高校生らが指導する。
いずれ高校球児として活躍してもらうことを念頭に置いた。中学生は3年の引退後、硬式球を使った練習・指導が
今も行われており、今後も続ける。
この他、引き続き実施されるのは、県内高校の監督による意見交換の場を設ける▽秋季東北大会に出場する
3チームを対象に県外強豪校との招待試合を組む−−など。県外強豪チームの指導者らを引き続きアドバイザーとして
招くかどうかは今後検討する。
プロジェクトは11年度にスタートした。県勢は夏の全国高校野球選手権大会で1998年から10年まで13年連続で
初戦敗退。強化策の必要性が県議会で取りざたされたのがきっかけだった。
県と県高校野球連盟が一体となり、5年間で3000万円超を費やした。初年度の11年夏には能代商(現能代松陽)が
県勢として14年ぶりに初戦を突破した。最高成績は昨夏の秋田商が達成した8強。目標の4強には届かなかったが、
県勢20年ぶりの快挙となった。5年間で県勢は、春夏合わせて6勝した。
成果や課題検証、「総括の会」開催 秋田で13日
県高校野球強化プロジェクトの5年間を振り返り、成果や課題を検証する「5年間の総括の会」が13日、
秋田市文化会館(同市山王7)で開かれる。主催する県教育委員会と県高校野球連盟は、参加を呼びかけている。
県民の応援を背にこの期間、甲子園で熱戦を繰り広げた県内4高校のOB5人が、当時を振り返る。
県高野連の小野巧会長と強化プロジェクトのアドバイザーによるパネルディスカッションも。
午後1時半〜4時半、入場無料。問い合わせは県教育庁保健体育課(電話018・860・5202)。
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