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野球やバスケットボールは盛んだが、サッカーは後進国。
チャイニーズタイペイのサッカーのこれまでの評価は決して良いものではなかった。
プロリーグは存在せず、国からの援助も決して多くないのが現状だ。
しかし、８日に行われたロシアW杯２次予選のベトナム戦でチャイニーズタイペイは新たな一歩を進みだした。
大阪市内にあるスポーツバーで日本対アフガニスタン戦を観戦する、チャイニーズタイペイから日本に留学する方々に話を聞いた。
チャイニーズタイペイでのサッカーの人気を問うと「子どものころにするスポーツと言えば、
野球かバスケットボール。最近はサッカーをする子どもたちが増えたと思います。
でもプロのリーグがないから、あまりサッカーを見に行くという文化はありません。
日本の本田や香川のようなスーパースターがいるわけでもない。でも少しずつ人気が出てきています」と話してくれた。
W杯２次予選に進出したことで代表の評価も大きく変わってきている。
８日に台北陸上競技場で行われたベトナムとの試合の観客数は２０,２３９人。
チケットは完売しスタジアムは満員となった。
ベトナムサポーターの数も多かったが、青い服を着て応援するサポーターの数も多かった。
そしてチケットを販売しての試合開催は今回が初めての取り組みとなった。
チャイニーズタイペイは今年の６月には２次予選に向けた合宿を、大阪で行っている。
その際にチーム関係者に話を聞くとまだまだ日本のようなサッカー施設はなく、
発展途上だが２次予選に進んだことにより設備面や待遇などが少しづつ良くなることを願っていた。
今回のチケットを発行しての観客動員はその第一歩になったと感じる。
近い将来、チャイニーズタイペイがW杯に出場する日がくるかもしれない。
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