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これも時代の流れなのか。サッカー兼用になると発表されていたとはいえ、改めて写真を見ると失望感が募った。
サッカーの米プロリーグ(MLS)に今季参入したニューヨーク・シティー(NYC)が15日、ヤンキースタジアムで開幕戦を行った。
これまでもサッカーやアメリカンフットボールなどの試合が単発で開催されてきたが、NYCは大リーグのシーズン中もホームとして使用する。
NYCはヤンキースや、英プレミアリーグの強豪マンチェスター・シティーのオーナーグループが共同保有するチーム。
ヤンキースタジアムをサッカー兼用にすれば集客力や話題性が高くなるばかりか、ヤンキースの遠征中も稼ぐことができる。
ビジネスとしては正しい選択かもしれないが、多くの野球ファンの反感を買ったのも事実。「大リーグの聖地ではなくなった」という声も上がっている。
2010年にジョージ・スタインブレナー前オーナーが80歳で亡くなるまで、こんなことは考えられなかった。
強引なワンマン経営で批判も多かった一方で、野球と競馬、そして勝利を愛していたからだ。
印象深いのは、現在のヤンキースタジアムの建設計画を発表した会見。旧球場の取り壊しを疑問視する女性リポーターに、こう返答した。
「あなたは球場で試合を見たことがありますか? トイレが少なくて女性ファンが困っているのを知っていますか?
新球場ができれば、そんな問題も解消されます」
もちろん新球場建設で多くの利益も得ただろうボスだが、ファンを大切にしていた。
対照的に息子のハル・スタインブレナー現オーナーは、ビジネスライクな人物だ。
ヤンキースは主将のデレク・ジーター内野手が昨季限りで引退。今季は苦戦が予想されている。
ヤンキースタジアム独特の雰囲気が薄れれば低迷は必至。名門の輝きまで失ってしまいそうだ。
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