17/04/25 16:21:36.14 ●?2BP(2001).net
失明した妻を元気づけようと、30年近くシバザクラの庭づくりをしてきた宮崎県新富町新田の黒木敏幸さん(87)が、今季を最後にシバザクラの管理を終える。高齢となり、草取りや水まきの管理が負担となってきたという。自宅周辺では今、ピンクのじゅうたんを敷き詰めたように一面のシバザクラが見頃を迎え、県内外からの見物客でにぎわっている。見頃は、5月初めごろまで。
酪農を営んでいた敏幸さんと靖子さん(80)夫妻は、「引退したら夫婦で日本一周旅行を」と貯金しながら働いてきた。だが、靖子さんが52歳の時、糖尿病の合併症で失明。「死んだ方がまし」とふさぎ込み、家に閉じこもりがちになった。
週末には数千人が訪れ、見物客と交流
見かねた敏幸さんは「誰か遊びに来て話し相手になってくれるように」と酪農をやめて自宅周辺の庭造りに取りかかる。2畳ほどから始めたシバザクラの株の植え付けだったが、今では約5千平方メートルに広がった。美しい庭は評判を呼び、週末には数千人が訪れる。見物客と交流を深めた靖子さんは「明るく生きる希望となった」と振り返る。
今後の管理を断念したことについて、敏幸さんは「人間、引き際が大事。夫婦元気なうちに区切りを付けたい」。今後は果樹への植え替えを進めるという。
黒木さん夫婦は「多くの人に支えられてここまでこられた。感謝の気持ちを込め、最後まで笑顔でお客さんを出迎えたい」と話している。
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