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スパコンをPCIeカードに、NECがベクトルプロセッサー
NECは、ドイツ・ハノーバーで開催中の「CeBIT 2017」(3月20日~24日)のジャパンパビリオンにブースを
構えて、PCI-Expressカードに実装したベクトルプロセッサー「Aurora」(開発コード名)の試作機を展示した。
欧州での公開は初めてだという。
同社はAurora開発のスタートに関して、2014年に発表している。そして、2016年11月のスーパーコンピューターの
国際学会「SC 16」で初めて試作機を公開した。SC 16の講演に登壇したNECの百瀬 真太郎氏(ITプラットフォーム事業部
第三ソリューション基盤統括部 技術エキスパート)がCeBIT 2017のブースでも説明に当たっている。
同氏によれば、Auroraでは同社がこれまでスーパーコンピューター「SX」向けに開発したベクトルプロセッシング技術を、
ごく一般的なx86サーバーのアクセラレーターとして使えるようにPCI Expressカードとして実装した。「NECは
ベクトルプロセッサー型のスパコンを30年来開発してきたが、Auroraでその活躍場所を大きく広げることができるようになる」(同氏)。
コア当たりの演算性能は150GFLOS以上と高い。
URLリンク(techon.nikkeibp.co.jp)
既存のスパコンと「Aurora」の構成 Auroraは一般的なx86サーバーのアクセラレーターとして稼働。NECのスライド。
実アプリを高速処理
Auroraにはもう1つ特徴がある。メモリーバンド幅が広いことだ。コア当たりのメモリーバンド幅は150Gバイト/秒以上と広い。
x86サーバーのアクセラレーターとしては、Xeon PhiやGPGPUをベースにしたものが名乗りを挙げているが、
「性能コンテストで上位になっても、メモリーへのアクセス頻度が高い実アプリケーションは多く、そうしたアプリでは
Xeon PhiやGPGPUはその力を発揮できないだろう」(百瀬氏)という。
URLリンク(techon.nikkeibp.co.jp)
メモリーバンド幅が広い 性能はXeon PhiやGPGPUと同じだが、メモリーバンド幅が広いため、
実アプリケーションで力を発揮するという。NECのスライド。
ブースに展示されているPCI-Expressカードのヒートシンクの下には、ベクトルプロセッサーチップと3次元メモリーが
実装されている。なお、冒頭で紹介したように、Auroraは開発プロジェクト名で、製品名は今後付ける。
PCI Expressカード単体のほかに、NEC製のサーバーに組み込んだ形態での製品化も予定している。正式名が
付いた製品の発表は2017年、製品出荷は2018年の予定である。
URLリンク(techon.nikkeibp.co.jp)
手前が赤いカバーの付いた試作機 奥がカバーを外した状態。大きなヒートシンクの下に
ベクトル・プロセッサー・チップと3次元メモリーチップが搭載されているという。日経テクノロジーオンラインが撮影。
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