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プーチン大統領来週訪日、日本側提示「経済協力の一端」明らかに
今月予定されるロシアのプーチン大統領の訪日を控え、日本が提示する経済協力の一端が明らかになりました。
日本の「国際協力銀行」がロシアの銀行を通じた融資枠を新たに設定することなどで、最終調整しています。
日ロ両政府は、来週１５日と１６日に開かれる日ロ首脳会談に向けて、「８項目の経済協力」について具体化するため調整を進めています。
関係者によりますと、日本の政府系金融機関である「国際協力銀行」は、ロシアの大手ガス会社「ノバテク」などが、北極圏のヤマル半島で進めている
ＬＮＧ＝液化天然ガスの開発事業におよそ２００億円を融資する方向で最終調整に入りました。
また、ロシアの最大手銀行「ズベルバンク」を通じてロシア企業に貸し出すため、３００億円規模の融資枠を新たに設定することも最終調整しています。
ロシアの一部の企業は欧米各国から経済制裁の対象となっているため、「国際協力銀行」は「ズベルバンク」にいったん融資したうえで、
資金がロシア企業に渡る方法をとることや、「円建て」で融資することによって、経済制裁に触れない形を取るということです。
日ロ両政府は、経済協力の具体的なプロジェクトについて、１６日にも調印する方向で最終調整を進めています。（05日10:46）
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