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「築地の方が豊洲よりベンゼンの濃度が高かったらしい」。
東京都知事の小池百合子(64)が築地市場(中央区)の移転延期を表明した8月31日の1週間ほど前、関係者の間をこんな情報が駆け巡った。
「知事の判断に好材料だ」。移転推進派の中には胸をなで下ろす人もいた。
豊洲市場(江東区)の敷地では、2008年に環境基準の4万3千倍の有害物質ベンゼンが検出された。
揮発性で空気中を漂い、魚や野菜につく可能性があるベンゼン。都は約850億円を投じて、土の洗浄や盛り土などの対策工事をした。
工事でもくろみ通り空気中のベンゼン濃度は下がったのか。小池から命じられ、都は15~16日に豊洲市場で検査した。
豊洲は1立方メートル当たり最大0.9マイクログラムなのに対し、同時期に調べた築地は同1.7マイクログラム。
いずれも環境基準を満たすが、濃度が高いのは築地という皮肉な結果が出た。都職員はこう推察する。
「豊洲は土壌工事を終え建物の密閉度も高いが、築地は吹きさらしで自動車の排ガス由来のベンゼンが市場内に漂っている」
築地の問題はそれだけではない。都内が集中豪雨に見舞われた8月20日。構内の排水溝からは下水が噴き出し、雨漏りもひどかった。
築地の青果仲卸「築地くしや」を経営する杉本雅弘(56)は「各店が対策をとるが、老朽化で食の安全を考えると築地は限界」と訴える。
ネズミが走り回るのも日常茶飯事だ。
実は豊洲より高濃度 築地移転延期の波紋
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