16/02/25 12:52:33.81 2j6Jkf170●.net BE:886559449-PLT(22000) ポイント特典
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“猫の餌やり規制条例”(中)庭にフン、道に残飯…善意だけでくくれない餌やり、住民間トラブルも 和歌山県
「今日は寒いな」。2月中旬の和歌山城内(和歌山市)。訪れた主婦(61)がぽつりとつぶやくと、
茂みの中から猫が次々と顔を出した。寒風吹きすさぶ夕暮れ時。主婦は毎日決まった時間に猫に餌を与えに来るといい、
猫たちが食べ終わるやいなや、てきぱきと食べ残しや皿を片付けた。
和歌山城では数年前からこうした愛猫家たちが餌やりのほか、繁殖を防ぐため不妊去勢手術にも取り組んできた。
活動はすべてボランティアで、1匹あたり約2万円の費用は自腹で負担しており、手術が済んでいない猫との
見分けがつくようにと、尻尾の毛を刈り取られた猫もいる。
だが、善意の活動の裏で、悪質なケースも後を絶たないのが実情だ。和歌山城にほど近い雑居ビルには、
「猫に餌を与えないでください」と書かれた張り紙。管理会社の担当者は「敷地内に残飯を置かれて困っている。
衛生面も良くないし、テナントの人にも迷惑だ」とぼやいた。
「野良猫を一掃してほしいというのが偽らざる気持ちだ」
こうした行為は地域内での軋轢も生んでいる。市内のある自治会では、猫に餌を与えている住民に改善を求める
チラシを配ったり、直接注意しに行ったりしても、聞き入れてもらえなかったという。実際、住民が餌を与えているのは
自分の飼い猫だったが、餌箱が外に置かれていたため、結局野良猫が集まってしまい、車のボンネットの上に乗ったり、
庭にふんをしたりなどの被害が自治会には寄せられていた。自治会では、猫よけの剣山を置くなどの対応を取ったが
効き目はなかったという。
昨年11月、県動物愛護管理条例改正への理解を深めるため、有識者や地域住民を交えて実施した討論会に
出席したこの自治会の男性会長は、「野良猫を一掃してほしいというのが偽らざる気持ちだ」と訴え、早期の条例改正を求めた。
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