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低賃金に逃げ出す技能実習生、「強制労働」と米報告書-爆買い無縁
2016/02/23 08:15 JST
(ブルームバーグ):日本で3年働いてお金をため、中国でマイホームを建てる。
2013年に来日した際、唐夕利 (トウ・ユウリ)さん(35)はそんな希望を抱いていた。
しかし今は労働組合のシェルターに身を寄せる。派遣された会社の待遇に耐えかねて
逃げて来たのだ。日本に来る中国人は爆買いする観光客ばかりではない。
唐さんは中国東部の儀征市出身。シェルターのある岐阜県羽島市でインタビューに応じた。
実習生になろうと3万元(約52万円)以上を中国の送り出し機関に払った。
3年後には500万円程度を貯金して帰国できるという触れ込みだった。
現在9歳になる娘を残して単身で来日し、タカラ繊維(香川県小豆郡)で約30人の
中国人実習生と共に働き始めた。
唐さんの説明によると、仕事は午前7時から午後8時半すぎまで昼休みを挟み13時間半、
時給は9時間が香川県が定める最低賃金程度の700円で、残業と土曜勤務は400円だった。
寮では1部屋を5人でシェアすることもあり、ボタン付けや糸くず取りの内職もした。
こちらは時給ではなく単価の出来高払い。作業は午前2時ぐらいまで続くこともあったという。
家賃や光熱費、福利厚生費、インターネット料金が天引きされ、直近の手取りは月14万円程度、
儀征市時代に比べ給料は2倍になったが仕事量も2倍になったと唐さん。携帯電話を持つことは
禁止され、一時帰国の際は預金通帳を会社に預けさせられたという。唐さんは「日本に来たことを
本当に後悔しているし、友人にも勧めない。苦しんでほしくないから」と語った。唐さんによると、
未払い賃金は350万円程度あるという。
タカラ繊維の真砂吉弘常務は、唐さんの労働条件に関してはコメントを控えるとした上で、
経営に外国人労働者は不可欠だと話す。日本人は募集しても集まらず、政府と企業には
「考え方にねじれがある」と指摘。外国人を単純労働者として受け入れる制度を政府は
作るべきだと主張する。実習生は賃金を得たくて日本側は人手不足を埋めたいという
「利害関係だけが一致している」と話す。
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)
つづく