16/02/20 17:47:02.95 0eyXClK80.net BE:639823192-PLT(15000) ポイント特典
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時代の正体〈262〉日本会議を追う（４）
望む考えネットで補強
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典型的な被害妄想の40代女性。イギリス留学で韓国人が多数派だったので居づらくなってネトウヨ化していく。
改憲集会に行くのも中韓ヘイトの自己満足から？
スマートフォンを無心でいじっている女性に声を掛ける。46歳、独身、大ぶりのつけまつげが印象的だった。
(略)
「日本に来ても彼らはわがもの顔。ほら、これを見て」
スマートフォンの画面にはショッピングモールに置かれたソファで小太りな男性が寝ている写真が映しだされていた。
「これも中国人。店の人もあきれてた。日本人は海外に行ったとき、こういうことはしない」
そうとも言い切れない気がするが、黙っていると女性は続けた。
「でも不安なの。
銀座に行けばものすごい数の中国人や韓国人が歩いている。このままじゃ日本はおかしくなる。支配される。そう思わない？私がおかしいのか」
虚実ない交ぜのインターネットの言説をうのみにし、考えを組み立て、その主張を補強する出所不明の情報をまたいネットで検索する。
目に触れるのは自分の考えに沿った情報だけ。そこに多様性はなく、視界はさらに狭まっていく。
1万人大会はネットで開催を知り、1人で足を運んだという。居心地はよかっただろうか。
吹き付ける霧雨をよそに女性は「私の話を聞いてよ」と繰り返し、話し続けた。
右目のつけまつげが次第にはがれ、いまにも落ちそうになっていた。
なぜ憲法改正を望むのか、はっきりした答えは最後まで聞けなかった。
頑張ろう三唱の熱狂で幕を閉じた２０１５年１１月１０日の「今こそ憲法改正を！１万人大会」。
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