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ヘイトスピーチ「法整備が必要」 国連担当者が日本視察
コリアンタウンを視察しヘイトスピーチについての説明を聞く国連少数者問題特別報告者のリタ・イザックさん(左)=24日午後3時28分、東京都新宿区、北野隆一撮影
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国連少数者(マイノリティー)問題特別報告者を務めるリタ・イザックさんが初来日し、24日に東京・新宿のコリアンタウンなどで在日外国人らから、日本国内の少数者に対する差別やヘイトスピーチデモの現状などについて話を聞いた。
イザックさんは「差別をなくすための法整備や指導者の取り組みが必要だ」との考えを明らかにした。
イザックさんはハンガリー出身の弁護士で2011年に国連の特別報告者に就任した。人権問題の専門家として各国で調査し、各国の人権状況や政府の責任について国連総会や人権理事会に報告書を提出する。
今回は非公式で訪日したが、年内にも日本政府が受け入れる形での公式訪問を希望している。
この日は在日コリアンや在日外国人のイスラム教徒、被差別部落出身者らから話を聞き、ヘイトスピーチデモのビデオを見て、ヘイトスピーチに反対する市民らから話を聞いた。
日本の現状については、差別やヘイトスピーチに対する法整備や、人権問題を扱う独立した機関の必要性に言及。
「日本の市民にヘイトスピーチなどの差別をやめさせようと行動している人がいることはすばらしい。政府指導者も『差別は許されない』と明言するリーダーシップを示すべきだ」と語った。(編集委員・北野隆一)
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