16/01/21 21:13:53.79 AKnt0pt/0.net BE:586999347-PLT(15931) ポイント特典
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A子さんがタレントとして、このプロダクションに所属したのは高校生のとき。
駅前で「タレントに興味ない?」と声をかけられたことがきっかけだった。「とてもうれしかった」
撮影後のA子さんへの報酬は一切なかった。仕事に行かなかったときは、身の危険を感じるできごともあった。
追い詰められたA子さんは、「我慢して、言うことを聞けば、嫌な仕事も終わる」と思うようになったという。
今回のAVの仕事も、大人の男たちとの押し問答の末、A子さんは引き下がるしかなかった。
撮影では、台本通りのセリフやポーズを指示され、初めて会う男性とのセックスを、スタッフの前で何度も強要された。
撮影は翌日も続いた。A子さんは「陰部に激痛を感じる」と訴えたが、そのまま強行された。
想像していた以上の現場の進行ぶりに、ショックで放心状態になり、抵抗する力も奪われた。
終了後、「この映像を多くの人が見る」と思うと、底知れぬ不安感と恐怖に襲われ、眠れなくなった。
A子さんはその後も、プロダクション側に「AVの仕事は、どうしてもやめさせてほしい」と懇願。だが、そのたびに、マネジャーからこう言われた。
「あと9本撮影しないとやめられない」「違約金1千万円を払ってもらう」
そんなとき、インターネットで「AV」「違約金」と言葉を入れて検索すると、支援団体「ポルノ被害と性暴力を考える会(PAPS)」のホームページにこう書かれていた。
―AV出演の契約は効力を持たず、違約金を支払う義務はありません。
「AVの仕事が断れず困っています。助けてください」
A子さんはPAPSの相談員と弁護士の支援でプロダクションとの契約解除の手続きを取った。
すると、プロダクションはA子さんに対し、「違約金2460万円を支払え」と提訴してきた。1千万円から、さらに、倍以上に金額が跳ね上がっていた。
この訴訟の判決が2015年9月、東京地裁で確定した。原克也裁判長は
「AVの出演は、出演者の意に反して、これを従事させることが許されない性質のもの」と指摘し、出演者が嫌だと明確に表明すれば、すぐに契約は解除できるとの判断を示した。
「債務不履行による損害賠償義務を負わない」とし、原告(プロダクション)の請求は棄却された。
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