17/02/17 13:37:10.12 CAP_USER9.net
山本一郎(やまもといちろう)です。バレンタインデーは家内からの愛情詰まったありがたい本命チョコと、いくつか頂戴した恐縮な義理チョコで全日程を終了しました。今年もご協力を戴きありがとうございました。
ところで、先週来話題になっていた女優・清水富美加(22)の突然の芸能界DISからの「幸福の科学」への“出家”騒動がありまして、ちょうど週頭にテレビに出させていただいたり雑誌のご取材にノンテーマで応える企画があったのですが話はこれ一色でした。というか、日本にとって超重要事項である日米関係を担った安倍晋三首相(62)のドナルド・トランプ大統領(70)訪問とか吹き飛ぶような話になっていて、日本が平和過ぎるだろと思ったりもしたわけですが。
もちろん話は進行中で、二転三転する情報が乱舞するところではありますが、問題が直撃するテレビ局や芸能界はさすがに清水富美加バッシングに傾きます。「仕事放置して逃走しちゃいかんがな」と坂上忍(49)がテレビで吠えれば、『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)でも井上公造(60)が出てきて芸能事務所側を擁護する発言に終始します。とはいえ、そもそも電通で女性社員が自殺してしまった事件のときには「仕事なんか放り出せ。自分の命の方が大事だ」と公言していた人もいたわけで、いざ自分の身の回りで無茶をやる芸能人を見ると途端に主張が変わってしまうのもむべなるかなと思うわけであります。
一方、さすがに「幸福の科学」自体はカルト宗教だと指弾されることも多いのもあってか、周辺取材が各媒体で進むようになってくると、一般的な解釈では読み解き方に悩む情報がたくさん乱舞してきます。
レプロ・本間社長守護霊インタビュー
いきなり出てきたのが、清水富美加の所属する芸能事務所・レプロエンタテインメントの社長、本間憲さんの「守護霊」インタビュー。もうね、タイトル見るだけでお腹いっぱい。凄いことだと思うよ。笑ってはいけないのは、こういう話で人間の人生が簡単に左右されてしまうところです。お金が動いているし、新進女優が広告塔に使われるとなれば、ネタのインパクトよりもそのネタが持つ意味を考えて真顔になるレベルの話です。
清水富美加の父に借金5000万円か 出家との因果関係は不明
出てきたのが出家した清水富美加の父親が借金あったよ話。「幸福の科学」への出家と因果関係は不明とされつつも、そもそも金額自体も微妙だし、22歳になって父親の借金返済のようなプライベートな内容が出てくるのも不思議な話です。本当に売れる女優に成長していく過程ならば、正直5000万円程度の借金ははした金でもあるし、別に教団でなくとも事務所も用意したことでしょう。清水富美加の両親が熱心な「幸福の科学」の信者だったとするならば、その信仰の過程で教団に渡したお金なのかもしれないし、ちょっと触りづらい話なんですよね。
清水富美加、月5万円“奴隷契約”の真相 「脱毛エステ代など年1000万円は事務所が負担」
こちらは『週刊新潮』(新潮社)。置屋話の取材力にはとても定評があります。いわゆる芸能事務所がタレントや女優を卵のうちから先行投資をして育てる話の根幹に位置する話ですけど、いわば「売れるまでは」マンションもマネージャーもつけて衣食住安心させて囲っておくシステムについて、語っております。
とはいえ「奴隷に着せている服はいいもんだぞ」と捉えられかねない内容ですから、本来なら慎重になるべきところですけどさすがは『週刊新潮』、容赦ありません。
振り返ると、レプロエンタテインメントについては能年玲奈(現・のん/23)やマギー(24)、そして今回の清水富美加と、いわゆる「若い女性のハンドリング」に苦労している節があります。私もデイリーニュースオンラインでも過去に記事にしましたし、ジャーナリストの田崎健太さんもこの方面のネタはきちんと両論併記されています。
能年玲奈「干されて改名」の全真相 ~国民的アイドルはなぜ消えた?
能年玲奈「のん」騒動にアニメ作品「この世界の片隅に」が引っ張られている件|やまもといちろうコラム