17/02/17 13:35:16.38 CAP_USER9.net
コラム【芸能界 カネと待遇の真実】
「僕らが若い頃もそうでしたし、今もそんなに変わらない。僕らからしたら珍しいことでもない」
清水富美加(22)の出家騒動で「1カ月毎日働いても月給5万」という芸能界の労働環境が取り沙汰されていることについて、坂上忍(49)はそう言っていた。清水と同じ芸能プロ「レプロエンタテインメント」所属のユージ(29)は「安いのは認めます」とした上で、「入ったばかりの新人の子、これからどうなるか分からない子に大量のお金を渡す事務所はない。『稼ぎ出したら月給制に移行した』というのも間違い。芸能部門というのがあって、芸能部門は例外なく給料制」だという。
ある芸能プロ関係者によると、芸能人の給料には、レプロのような給料制と歩合制の2種類があり、大手では和田アキ子らの所属するホリプロが給料制、吉本が歩合制として知られている。
給料制の場合、デビューから数年ですぐに売れっ子となった氷川きよしも月給10万円、ホリプロ所属の優香も同額程度だったという。知名度が上がり大きな仕事が入るようになって初めて給料も上がっていく世界なのだ。
ただし、売れっ子になったらなったで大忙しである。かつて平均3時間といわれたトップアイドルの睡眠時間は今もそう変わらない。全盛期のピンク・レディーのような1時間半は極論としても、ある女優で歌手でもある売れっ子は「だいたい家に帰っても着替えと、お風呂程度でおしまい。
セリフ覚えとちょっとの仮眠でまた仕事という毎日」と言う。待遇も「付き人がついて送迎があるなんてごく一部。仕事先で現地集合、現地解散、最寄り駅で待ち合わせが普通です」と、あるマネジャーは証言する。
■「事務所に申し訳ない」という芸人も
かたや歩合制にすれば、即カネにつながるかというと、そうでもない。
「駆け出しや売れない芸人はライブ1本500円とか1000円という世界。それでも舞台に上がれるだけマシで、面白くなかったら、即アウト。毎日、寝ても覚めてもネタを考えるのに必死ですよ」と、舞台裏でベテラン芸人は額の汗を拭っていた。
売れてナンボの人気商売だけに、最低限の月給を保証してもらいながら「開店休業中」だという俳優からは「事務所に申し訳ない」という声も聞かれた。
「昔から給料制であれ歩合制であれ、タレントに対して事務所がきちんと事前に説明して契約するなんてことはなかったけど、時代が変わった」とは、古参の芸能関係者。
こうした世間の常識から外れた労働環境と待遇が、清水の出家を後押ししたのだろうか。
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