17/02/07 18:23:49.91 CAP_USER9.net
最近、日本ハム・大谷の表情が明るくなってきた。
右足首の痛みでWBC不参加が決まってからだ。もちろん悔しいに決まっている。
憧れて続けた大舞台へ向け必死に調整を続けてきたが間に合わなかった。
「目標を見失っている段階」とすら話していた。引きずっていないことはないはずだ。
それでも我々、報道陣に対する口数も先月に比べてだいぶ多くなってきた。
なぜだろうか、考えてみた。勝手な推測だが「もうこれで何も隠す必要はなくなった」「うそをつかなくていい」からではないだろうか。
千葉・鎌ケ谷で練習していた先月はWBCへ向け我々から「滑りやすいとされるWBC球の感触」や「例年よりも早まる調整のペース」についての質問が連日飛んだ。
しかし大谷の返答はいつも「まだこれくらいではわからない」や「特にないですね」ばかりだった。
本人の言葉で現状を知りたい記者としては本音を聞き出せない無力感と、ふがいなさを日々感じていた。
私は1月から日本ハム担当になったばかり。大谷選手をほとんど取材したことがなかったため
「あまり本音は言いたくないタイプの選手なのかな?」などと思ったりもした。正直“塩対応”に頭を悩ませ、切り口を様々考えた。
今になって思うとその頃大谷は右足首の痛みと戦いWBCへ向けギリギリの調整に必死だった
一見すると普通に進めているように見せていたし、間に合うと信じて努力していた。責任感と不安の間で戦っていたのだろう。
隠さなければいけないことがある上、うそをつきたくもないからこそ、我々の質問にも威勢のいいコメントは発せなかった。
それもまた彼の“誠実さ”だったのではないだろうか。
全てを発表した現在、ここ米アリゾナでのキャンプの練習内容は日々あまり変わらずストレスを感じているだろうが、
連日同じような質問にも丁寧に答えてくれている。これが本来の大谷の姿なのだろう。今はそう思う。(記者コラム・岸 慎也)
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スポーツ報知 2/7(火) 16:43配信
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