17/01/25 18:55:32.31 CAP_USER9.net
２５日に就任したＮＨＫの上田良一新会長（６７）が、東京・渋谷の同局で会見。所信表明では前会長の籾井勝人氏（７３）との違いを次々と打ち上げた。
三菱商事を経て、１３年より常勤で経営委員会委員、監査委員を務めＮＨＫに関わってきた。籾井前会長は１４年の就任会見で交付金が出ている海外向け国際放送の姿勢について「政府が右と言っているものを左と言うわけにはいかない」と、国の方針に合わせる必要を示していたが、上田会長はあくまでも番組基準にのっとるもので「これは資金が入っていても立場は変わらない」ときっぱり。経営委員会委員は首相の任命されたものだが、「首相名義の辞令は昨日任務が解かれ今日現在はフリー。会長の役職を引き受けた以上、最高責任者として肝に銘じて経営のカジをとりたい」と、政権の干渉を受けないことを強調した。
籾井前会長は、新局舎建設の予算にメドがついたことなどから、３％前後の値下げで還元する方針を打ち出していた。しかし上田会長は「私は、単年度の収支でなく、世帯数や今後の見直しなど中長期を踏まえた検討を加えないと」と否定的な構え。さらにこういった大きな課題には役員と一体となって知恵を絞り、共通認識をもって決めていきたいと話し、籾井前会長がいつでも理事を辞めさせられるように辞任届を提出させていたワンマンぶりとは対照的だった。
今後任命する副会長人事に関しても、「委員会の同意を得て、しかるべきタイミングでベストという人を推薦したい」と“リップサービス”もなし。失言らしいものも無かった一方で、「自主自立、公平公正、不偏不党」の原則は籾井前会長と同様に何度も口にした。
前任の籾井前会長の就任会見は７６分、上田会長の就任会見は６４分だった。
スポーツ報知 1/25(水) 17:29配信
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