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県内のアマチュア野球６団体でつくる県青少年野球協議会は１４日、松本市内のホテルで「第１回県ベースボールサミット」を開いた。
野球人口の底辺拡大や競技力向上、指導者の連携・交流を図るのが狙いで、県内の小中学校、高校の指導者ら約６００人が参加した。昨夏の第９８回全国高校野球選手権大会で作新学院高（栃木）を５４年ぶり２度目の優勝に導いた小針崇宏監督（３３）が記念講演し「野球王国・信州」構築への船出に花を添えた。
「全国制覇までの道のり」と題した講演で小針監督は、就任から１０年にわたるチームづくりを振り返り「甲子園という明確な目標を本気で目指していく過程で人間的にも成長できる」「レベルアップするために挑戦を続けたい」などと語った。
この後、春の選抜で松商学園高（松本市）を準優勝に導いた名将、日本ウェルネス高信州筑北キャンパス（筑北村）の中原英孝監督（７１）と、ＰＬ学園高（大阪）時代に米大リーグ・ドジャースの前田健太投手を指導した佐久長聖高（佐久市）の藤原弘介監督（４２）を交えたパネル討論会が行われ、独自の指導者論が披露された。
また県内の小中高における野球競技登録者数は７年間で４６１８人減少し、サッカーとバスケットボールに抜かれた現状が報告され、参加者たちは危機感を共有した。
県青少年野球協議会の末岡幹也副会長は「野球の活性化、復活に向けてこういう機会を増やしたい」と訴えた。
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