16/12/22 08:50:07.86 CAP_USER9.net
２０２０年東京五輪・パラリンピックについて話し合う大会組織委員会と東京都などの４者協議が２１日、都内で行われ、バレーボール会場として有明アリーナ新設が承認された。会場見直しがようやく決着し、小池百合子都知事（６４）が「通過点」と評すれば、組織委の森喜朗会長（７９）は「むしろ出発点」とチクリ。しかし小池氏は「通過点であり出発点」と、この日は“大人の対応”に徹した。
迷走を続けていた会場見直しが、ようやく決着。そして大会総予算が１兆６０００億～１兆８０００億円との試算が初めて示された。
国と国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）も含めた４者協議の冒頭、小池氏はテレビ会議で豪シドニーから参加したＩＯＣのジョン・コーツ副会長（６６）に得意の英語で「約束したとおり、クリスマス前に素敵なクリスマスカードをお届けします」と切り出した。そしてバレーボール会場について横浜アリーナ案を断念し、有明アリーナを新設すると表明した。
小池氏は「見直しを進めたことで３つの会場で約４００億円の削減につながった」と“成果”を強調。「有明エリアを『有明レガシーエリア』と名付けて都民、国民の財産として考えたい」と会場周辺も含め開発を進める考えを強調した。
コーツ氏は「私がいかに喜んでいるか申し上げる」「これで会場のマスタープランは終わって、バッハ会長もわくわくしているだろう」などと手放しの喜びよう。小池氏も「（会場決定は）大事な通過点に至ったと認識している」と述べた。
ここで、森氏がやんわりと水を差す。「知事から通過点という話だが、私はむしろ出発点と思っている」。さらに「一日も早く（国、都、組織委の間の）役割分担協議を再開してもらいたい」と、都知事選で中断した費用負担などの協議再開を求めた。
“犬猿の仲”で知られる小池氏と森氏だが、この日は小池氏が矛を収めた。終了後の会見では「今日は通過点でもあり、新たな出発点だったかと思う」と森氏の発言も織り込み、“貫禄”を漂わせた。
小池氏は森氏の求めに応じる形で、ＩＯＣ以外の３者での費用負担割合や役割分担などを決める「３者協議」を「年明けには開始したい」と表明。この日は対決姿勢を控えたが、巨額費用の負担を巡るバトルは年明けに本格化しそうだ。
サンケイスポーツ 12/22(木) 7:00配信
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