16/12/16 17:10:22.07 CAP_USER9.net
「（韓国代表の）太極マークの付いたユニホームを着ると気持ちからして変わります。今回はぜひ行きたいです。」
シーズンを終えて先月帰国した米大リーガーの秋信守（チュ・シンス、34）＝テキサス・レンジャーズ、写真＝は行く先々で来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック（WBC）出場への思いを語った。2009年の大会で中心打線の1人として活躍、韓国を準優勝に導いたが、13年の第3回大会には出場できなかった。秋信守は今年、けがに苦しんだもののシーズン終盤に復帰を果たし、WBC出場に対する希望を語った。
しかし、この夢に待ったがかかった。米テキサス州の地元メディア「ダラス・ニュース」は15日（韓国時間）、「レンジャーズは17日に所属選手断ちに対するWBC不参加要請書を（大会組織委員会に）提出する予定だ」と報道した。球団が正式に所属選手たちの大会出場阻止に立ち上がったのだ。このリストには秋信守のほか、ダルビッシュ有＝日本＝、エルビス・アンドラス＝ベネズエラ＝らも含まれている。現地メディアは故障歴がある選手がリストに入ったとの分析を示している。WBC組織委員会は球団の意見を検討し、来年1月中旬にこれら選手の出場可否を最終決定する見通しだ。
2006年に始まったWBCは米大リーグ（MLB）が主催する大会だ。WBC組織委は事実上、大リーグ事務局の職員により構成されている。しかし、WBCに対する大リーグ事務局と球団の間の温度差が大きいため、開催のたびに選手選抜をめぐり不協和音が聞こえてきていた。ある野球関係者は「大リーグ事務局はWBC興行のため選手たちの出場を積極的に奨励している反面、各球団は故障のおそれや体調低下などを理由に消極的だ」と語った。「大リーグが主導して作っておきながら、家庭内（球団）の管理もできていない」との批判もある。
秋信守の出場が不透明になったことから、韓国のWBCエントリーも再び揺らいでいる。「飲酒運転・当て逃げ問題」が降ってわいた姜正浩（カン・ジョンホ）＝ピッツバーグ・パイレーツ＝も事実上出場が難しくなったため、打線のパワーが大幅に弱まるものと見られる。その上、金広鉉（キム・グァンヒョン）＝SKワイバーンズ＝や李庸燦（イ・ヨンチャン）＝斗山ベアーズ＝らが故障で離脱、ベテランの鄭根宇（チョン・グヌ）＝ハンファ・イーグルス＝もひざの手術を受けてリハビリ中だ。ある球団関係者は「このままでは前の大会のように第1ラウンド脱落の屈辱を味わうことになるかもしれない」と語った。
イ・スンフン記者
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