16/11/08 22:45:54.73 CAP_USER9.net
Business Journal 11/8(火) 22:00配信
10月27日発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、芸能事務所LDHが自社に所属する三代目J Soul Brothers
from EXILE TRIBE(以下、JSB)に昨年末の日本レコード大賞を取らせるため、審査委員への“働きかけ”を
1億円で芸能事務所バーニングプロダクションに依頼していたと報じた。
レコ大の授賞式の模様は1959年以降、毎年12月にTBSが特番『輝く!日本レコード大賞』で放送しており、
50年以上も続く長寿番組でもある。そんな“TBSの顔”ともいえるレコ大で今回、その顔に泥を塗られるような疑惑が
浮上した格好となったが、TBSは実際のレコ大の選考・運営にどのように関与しているのであろうか。テレビ局関係者は語る。
「レコ大を取り仕切っているのは主催者である日本作曲家協会であり、TBSは授賞式の模様を“中継しているだけ”と
いうのが実情です。そのため、不正を含めて各賞の選考に関してTBSはノータッチといってもいいポジションです。
ちなみに、一部審査にTBS関係者が入っていますが、今回の不正との関連性は不明です」
では、TBSはレコ大の内容そのものには一切関与していないということであろうか。
「TBSとしては伝統ある番組なので、ある程度の視聴率を稼ぐ必要があるため、若手アーティストが多く
受賞してくれたほうがありがたい。一方の作曲家協会側としては、自分たちの身内、すなわち演歌歌手に受賞させたい。
そこでノミネートの段階で、視聴率が取れるアーティストの楽曲と、協会関係者が携わった楽曲の間で、
どちらかに偏り過ぎないようにバランスを取る調整が行われています」
●レコ大とジャニーズ
そんなTBSにとって、バーニングが自社の推すアーティストに大賞を受賞させようと動くことは、必ずしも
マイナス面だけではないという。週刊誌記者は語る。
「バーニングが推すのは基本的に、若者向けのアーティストなので、TBSとしては好都合なのです。もっとも、
JSBの所属レコード会社であり、LDH名誉会長の松浦勝人さんが社長を務めるエイベックスとバーニングは親密な関係に
あることは広く知られており、『文春』でも報じられているとおり、今回のJSBの件や過去の選考においても、
しばしばエイベックスの意向が強く影響してきました」
余談だが、過去のレコ大の各賞受賞歴をみると、嵐やSMAPをはじめ高い人気を誇るジャニーズ事務所所属
アーティストの名前が極端に少ない。これについてはこれまで、さまざまな憶測が流れてきたが、何か事情があるのであろうか。
「基本的にジャニーズは、賞レースには参加しないという方針です。一方のTBSとレコ大側としては、賞を与えたら
確実に喜んで授賞式に出席してくれるアーティストでなければ困る。こうした事情があるため、レコ大も
ジャニーズに賞を与えてこなかったのです。ちなみにジャニーズタレントとしては、近藤真彦が1987年に
『愚か者』で大賞を受賞しましたが、同曲はオリコン年間ランキング35位と大ヒット曲とはいえず、
80年代の大賞獲得者で年間ベスト30に入っていない曲は『愚か者』だけ。それゆえ、当時は近藤の受賞を
疑問視する声も多く上がりました」(同)
略
しかし、厳正であるべき選定に、このような疑義があるとすれば、それは視聴者に対する裏切りでもあります。
今回指摘された昨年の選定をめぐる問題は、まさに放送内容に関わる大問題です。TBSは独自に調査を行い、
その結果を公表すべきであり、それが放送した側の責任でもあります。真相の解明をしないまま、今年も
TBSがレコ大の放送を行うのであれば、法律的にはともかく、倫理的に大きな問題があるといわざるを得ません」
では、今回の疑惑浮上を受け、TBSとしては今後どのような対応・対処(調査等)を行う予定なのか。さらには、
今年12月も、TBSはレコ大授賞式を放送する予定なのか。TBS広報部は当サイトの取材に対し、「無回答というかたちにさせていただきます」との返答を寄せた。
TBSが今後どのような対応を示すのかも注目される。
(文=編集部)
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)
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