16/08/30 17:46:14.28 CAP_USER9.net
ジェームズ・ラシュトン氏
2017年から10年間にわたるJリーグの放映権を約2100億円で獲得したパフォーム社(英国)の日本法人、パフォーム・インベストメント・ジャパン最高経営責任者(CEO)のジェームズ・ラシュトン氏(37)が毎日新聞社のインタビューに応じた。
同社が23日に開始したサービス「DAZN」(ダ・ゾーン)はプロ野球やF1、サッカー・ドイツ1部リーグなどを月1750円(税抜き)で配信し、「幅広いスポーツを手ごろな価格で提供すれば認知されると信じている」と語った。
また、今季までJリーグを中継しているスカパーJSATにサブライセンス契約で映像を提供することには否定的な考えを示した。【聞き手・大谷津統一】
−−なぜ今、日本でサービスを開始したのか。
◆日本は膨大な人口がインターネットに接続可能だ。一つのスポーツだけではなく、複数の競技に情熱をもつファンが多い。サッカーファンがF1も野球も同じくらい愛している。これは世界的にも珍しい。
そして、日本のスポーツ市場はファンにとって、最適で公平で割安な環境ではない。幅広いスポーツを、テレビを含むマルチデバイスで、手ごろな価格で提供すれば認知されると信じている。
−−少子高齢化に直面する日本は有望な市場といえるのか。
◆スポーツ観戦や映画鑑賞の手法は変わりつつある。「今すぐ、今使っているデバイスで見たい」という人が増えている。コード・カッティングという現象だ。OTT(インターネット上で動画、音声などを提供するサービス)のターゲットは25歳以下と思いがちだが、そうではない。
OTTはスポーツ放送の未来だと確信している。年齢層は関係ない。日本にスポーツファンがいて魅力的なコンテンツを提供できれば、サービスは成功する。
−−それでも40歳以上が多いJリーグのファンを取り込むには工夫が必要だ。
◆Jリーグや各クラブと協力し、ファンとコミュニケーションを取ることを考えている。「ダ・ゾーン」ブランドのアマゾン・ファイアTVスティック(スティック型の映像受信端末)などをクラブのアイテムにするのはどうか、と話し合っている。利用可能なデバイスが増えればユーザーの数も増える。
−−目標とする数字は。
◆目標の利用者数などは開示していない。はっきり言えるのは、日本で長期的なビジネスに100%取り組んでいるということだ。
−−スカパーJSATとの関係に結論は出たのか。
◆スカパーとの取引はない。我々はJリーグの10年間の独占放映権を購入し、ファンを最優先にしたサービスを提供することに集中している。
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