16/08/12 18:04:37.99 CAP_USER9.net
プロ野球・巨人は、球場への出入りを禁じられている元暴力団組長の関係者から選手や球団職員に危害を加えることを示唆した電話を受けたとして、警視庁に相談したことを明らかにしました。
巨人によりますと、１１日午後、元暴力団組長から相談を受けたとする男性から、球団の元職員の携帯電話に「元組長の親分筋の人は人殺しも平気でやる人だ」とか「元組長は巨人の選手と一緒に写った写真もあるし、メールのやり取りも残してある」という内容の電話があったということです。
この元組長は以前、「芸能事務所の関係者」を名乗って複数の球場に出入りし巨人などの選手と接触していましたが、ことし６月暴力団関係者を排除することなどを定めた試合観戦契約に該当するとして、ＮＰＢから球場への入場を一切拒否する通知を受けていました。
巨人は、元組長の関係者の電話の内容が選手や球団職員に危害を加えることを示唆した「脅迫にあたる可能性がある」としてＮＰＢに報告するとともに警視庁に相談したということです。
野球協約では、暴力団関係者との交際を禁じていますが、元組長と接触のあった選手には相手が暴力団関係者という認識がなかったことから、ＮＰＢでは、協約には抵触しないとしています。
巨人では今後、警視庁やＮＰＢの指示に従って対応することにしています。
ＮＰＢ事務局長 脅迫や強要のおそれ
プロ野球・巨人に元暴力団組長の関係者から危害を加えることを示唆した電話があったことについて、ＮＰＢ＝日本野球機構の井原敦事務局長は「巨人に対する相手の行為は脅迫、強要のおそれがあると認識している。こうした要求は受け付けないという意思を示すためにも、内容を公表したほうがいいと巨人もＮＰＢも判断した」と説明しました。
また、井原事務局長は、元組長と接触のあった選手やＯＢが巨人を含め８球団のおよそ３０人に上ることを明らかにしたうえで、「調査の結果、いずれも暴力団関係者という認識はなく、知らずに接触していた」と述べて、暴力団関係者との交際を禁じた野球協約には抵触しないとする考えを示しました。
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