16/07/04 05:46:28.46 CAP_USER9.net
（パ・リーグ、ソフトバンク０－２日本ハム、１４回戦、日本ハム８勝５敗１分、３日、ヤフオクＤ）
日本ハム・大谷翔平投手（２１）が３日、ソフトバンク１４回戦（ヤフオクドーム）に自身初の「１番・投手」で先発出場。
打ってはプロ野球史上初となる投手の先頭打者本塁打をマークし、投げては８回を５安打無失点で自身７連勝となる８勝目（４敗）を挙げた。
チームは２－０で勝ち、９年ぶりの１０連勝で２位に浮上。
首位・ソフトバンクとのゲーム差を６．５に縮め、史上最速での優勝へのマジックナンバー点灯を阻止した。
独り舞台。“大谷劇場”の幕開けはプレーボール直後の一回、それも初球だった。
マウンドより先にまっさらな打席に立つと、ソフトバンク・中田の１２４キロのスライダーに反応。力強いスイングで、右翼席中段へアーチをかけた。
「打った瞬間、行くなと思いました。一番いい形の点の取り方ができて、ラッキーでした」
球場がどよめきに包まれる中、「立ち上がりに疲れないように、ゆっくり回りました」と涼しい顔でダイヤモンドを一周した。
プロ１年目の２０１３年５月６日の西武戦以来２度目となる１番での先発出場で「人生初」の先頭打者弾。
投手の先頭打者本塁打は史上初の快挙で、２年前の自己最多に並ぶ１０号に達した。
大谷自身も「すごくびっくりした」という「１番・投手」での起用。「先入観にとらわれない」がモットーの栗山監督らしい大胆采配だった。
「１番いい打者にたくさん打席が回る方がいい」と理由はシンプル。
前日２日に監督室に呼び出し、１９７１年のヤクルト・外山義明以来となる「１番・投手」での起用を通達した。
当時のヤクルトの監督が栗山監督が師と仰ぎ、画期的な戦術で「三原魔術」の異名を取った三原脩氏。
指揮官は「三原さんのイメージが入っているのかもしれない」と笑った。
大谷は投手としても圧巻のプレーを見せた。１０三振を奪い、最速は１６１キロ。
五回以降は無安打に封じ、４試合、３０イニング連続無失点とした。
１日に高梨、２日には有原が先発で勝利。６月１０日の阪神戦（札幌ドーム）後、その高梨、有原と札幌市内の焼き肉店で“プチ決起集会”を開催した。
「みんなで頑張ろう」と誓い合ったメンバーで、昨季王者に今季初の同一カード３連敗の屈辱を味わわせた。
「ここで３つ勝つことは大きい。次当たるときに嫌な印象を与えられる」。
５日に２２歳の誕生日を迎える右腕の漫画のような活躍で最大１１・５あった首位とのゲーム差は６・５。さあ、鷹の背中が見えてきた。
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サンケイスポーツ 7月4日(月)5時0分配信
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成績
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160703 大谷翔平 投手で第10号ソロホームラン