16/06/14 21:11:43.49 CAP_USER9.net
アマチュア野球の団体などが少年野球のけがの実態について調査した結果、ひじに痛みを感じている選手の20%近くが、
休まず投げ続けていることが分かり、体に過剰な負担をかけない指導を進めるよう提言をまとめました。
調査は、全日本野球協会が日本整形外科学会などと協力して行い、全国の野球チームに所属する小学生8000人余りから回答を得ました。
それによりますと、ひじや肩の痛みを経験した選手は2252人で、ピッチャーを中心に全体の25%余りに上りました。
こうした選手について、1週間に全力で投げる球数で比較すると、50球未満が24%だったのに対し、250球以上では39%となり、
球数の多い選手ほど痛みを経験する傾向が出ているということです。
さらに、ひじの痛みを感じた選手の中で、そのあとも「休まずに投げ続けた」と答えた選手は20%近くに上り、こうした行為が
深刻化なけがにつながるおそれがあるとしています。そのうえで体に過剰な負担をかけない指導を進めるよう、球数を制限して
記録することや、体の状態を定期的に確認すること、休養を設けることなどの提言をまとめました。
日本整形外科学会の高岸憲二理事は「小学生は体が成長途中であり特にひじを痛めやすい。若い頃の無理の積み重ねが
将来の故障につながる可能性もあり、指導者には選手の育成という観点を大切にしてほしい」と話していました。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)