16/05/25 23:16:16.13 CAP_USER9.net
日本舞踊の最大流派「花柳流」の後継争いをめぐる裁判です。
東京地裁は、「先代家元の後継者」と主張している男性が、
現在の家元から受けた除名処分を「無効」とする判決を言い渡しました。
門下生2万人を抱える日本舞踊の最大流派「花柳流」。
頂点に立つ宗家家元「花柳壽輔」の名は、代々親から子へ受け継がれてきました。
しかし、9年前に3代目の家元が死去したのを機に、後継争いが起きたのです。
3代目の親族で「プリンス」と呼ばれた花柳貴彦氏(40)は、「自分が後継指名を受けていた」と主張。
「自分の血筋としての使命、宿命、運命を素直に受け止める」(花柳貴彦氏・去年11月)
しかし、実際に4代目を襲名したのは、分家の実力者・花柳寛氏(85)でした。
家元となった寛氏は、「規則違反があった」として貴彦氏を流派から除名。
貴彦氏は「除名は不当だ」と裁判を起こしました。
血筋の「プリンス」か、それとも実力者の家元か。その判決が、25日言い渡されました。
「主文、原告(花柳貴彦氏)は花柳流の名取の地位にあることを確認する」(裁判長)
東京地裁は、「除名処分の背景には、寛氏が自らの地位に異議を唱えるであろう貴彦氏を排除する意図があった」と指摘。
「除名という重い処分を科すほどの著しい規則違反があったとは言えない」として、
「貴彦氏の除名を無効」としました。
「立場を確認していただいたことに感謝しています」(花柳貴彦氏)
ただ、貴彦氏側の主張が全面的に認められた訳ではありません。
そもそものきっかけとなった後継争いについて、東京地裁は、「3代目は公的な書