16/05/01 20:51:47.61 CAP_USER9.net
2016年05月01日
1987年から29年間続く、テレビ朝日の紀行ミニ番組「世界の車窓から」(テレビ朝日ほか、月~金曜午後11時10分)が2日、放送1万回を迎える。世界各地の鉄道を取材し、車窓からの風景はもちろん、沿線の街や名所、遺跡などの観光地を含め、さまざまな情景を音楽に乗せて送る海外鉄道ドキュメンタリーとしておなじみの番組。
初回から一貫してナレーターを務めている俳優の石丸謙二郎さんが番組への思いを語った。
◇
「世界の車窓から」は1987年6月1日から29年間続く紀行ミニ番組。世界各地の美しい車窓風景や沿線の観光地などのほかにも、列車内の乗客や乗務員、駅構内の様子を映し出すこともあり、一つの国を1~3カ月ほどかけて余すところなく紹介していく。
番組スタートから現在までに104の国と地域を訪れ、総取材距離は約75万キロに達する。テーマ曲は溝口肇さん作曲の「世界の車窓から」。同局の番組で放送1万回に到達したのは、昨年5月27日の「徹子の部屋」に続く快挙となる。記念すべき1万回の放送では、インド北西部・ラジャスタン州の古都ジョードプルを出発する。
―放送1万回を迎えることについての感想は?
生まれてから自分の名前をおそらく1万回も言ってないと思うんです。それを考えると、タイトル「世界の車窓から」を1万回読んでいるとなると、1万回の量を感じました。およそ30年……僕の人生の約半分しゃべってるんだよね。役者としての黎明(れいめい)期から始めているから、ナレーションだけでなく役者としても育ててくれた番組です。
毎日放送しているから千回まではあっという間だったけれど、当時、冗談でこれにあとゼロがもう1個つくとスゴイねなんて言ったら、みんなドッと笑ったんだよね。そんなばかな、そうしたらおじいちゃんになってるよ、なんて笑っていたんです。それが、まさか現実になるというのが面白いなあと。
1万回休まず続けてこられたのは、健康な体をくれた親に感謝です。あとは、役者がやらないようなウインドサーフィン、山登り、岩登り、スキー、自転車……自然の中で体を動かすことが好きで、じっとしてられないことが健康の秘訣(ひけつ)かな。
ピンチは一度だけありました。舞台が続いたときに声をやられて、ナレーション撮りのスケジュールを延ばしてもらったことがあったんです。放送ぎりぎりで回復したのでなんとか間に合ったけれど、もしかしたら代役になってしまうかというピンチでした。その後は、若い頃よりもだんだん声が出るようになったんですよね。この番組で鍛えられたね。
URLリンク(mantan-web.jp)
2日の放送で1万回を迎える長寿番組「世界の車窓から」のナレーションを務める石丸謙二郎さん=テレビ朝日提供
URLリンク(storage.mantan-web.jp)
↓