【音楽】山下達郎 ポップスを成熟させた匠at MNEWSPLUS
【音楽】山下達郎 ポップスを成熟させた匠 - 暇つぶし2ch1:湛然 ★@\(^o^)/
16/04/29 13:27:06.55 CAP_USER9.net
毎日新聞2016年4月28日
匠(たくみ)と名高い噺家(はなしか)の寄席に足を運んだような、まるでそんな気分だった。
そしていつの日か、気の置けない友人たちとの酒宴で、互いの老けっぷりを肴(さかな)に、
かたくなで通ったあの名人の現役時代を、あの高座を生でみたことがあるのだと
自慢する我が身を想像して楽しくなった。
山下達郎、デビュー40周年を記念したツアーの東京公演だ。
人前で歌うのは初めてだという「土曜日の恋人」があったり、演目こそ変わっても、
大きく内容が変わることはない。バンドの顔ぶれもほとんど一緒だ。
年齢や経験とともに鍛錬を重ね、ここ数年、ライブを続けてきた。
それも、CDの発売と連動させず、独立した形でライブに可能性を求めながら。
その成果は彼の歌声に、演奏の隅々に表れ、ため息がこぼれるくらいだ。
シュガー・ベイブ時代の「すてきなメロディー」や「過ぎ去りし日々」にも、40年の実りある歳月が感じられた。
フランキー・バリの「君の瞳に恋してる」には、こういうのをカバーと呼ぶのだという矜持(きょうじ)がみえた。
岡林信康の「今日をこえて」や、大滝詠一の「夢で逢えたら」等々を、曲の途中に挿入し、
時代の気分や、その時々の彼の心情を託す。
アンコールでは、さりげなく竹内まりやがコーラスで参加する一幕も。
「クリスマス・イブ」が、30年間チャートで100位内に入ったことから、
ギネス世界記録に認定されたとの報告もあった。
2月に旅立った村田和人をしのび、「一本の音楽」をギターで弾き語った。
このときばかりは、舞台の景色が涙でかすんだ。
若者の娯楽に過ぎなかったポップスだが、ここまで成熟させることもできるのだと、
彼の心の声がきこえたようにも、また、音楽について何が新しく、何が古いのか、
改めて問いかけられたようにも思えた、そんな夜でもあった。3月24日、NHKホール。(音楽評論家・天辰保文)

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※山下達郎<PERFORMANCE 2015-2016>のセットリストは、以下のサイトにてご確認ください。
・LiveFans
URLリンク(www.livefans.jp)


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