16/03/22 00:07:48.72 CAP_USER*.net
バレーボールの男女日本代表が出場する、リオデジャネイロ五輪世界最終予選兼アジア予選（女子＝５月１４～２２日、男子＝５月２８日～６月５日、東京体育館）のチケット販売が好調だ。
特に近年は人気、実力とも低迷していた男子が、前回ロンドン五輪銅メダルの女子を上回る勢いで売れている。石川祐希（中大）、柳田将洋（サントリー）ら若手が台頭し、昨年のワールドカップ（Ｗ杯）では５大会ぶりに上位６チーム入り（６位）した男子代表。２大会ぶりの五輪出場を、ホームの大声援が後押ししてくれそうだ。
１１日に対戦順が決まった五輪最終予選のチケットは、１２日から一般発売が開始された。男女ともコートに近いアリーナ指定席を中心に販売枚数は伸びているが、特に男子の人気は顕著で、ローソンチケットでは土日だけでなく平日も予定枚数の販売を終えた。
日本バレーボール協会の林孝彦事務局長は「女子も４年前の五輪最終予選より速いペースで売れ始めているが、男子は爆発的な売れ行き」と表現。日本協会の有料会員ファンサイト「バレとも」で２月に先行抽選販売した際には、女子の倍率が約５倍だったのに対し、男子は約１０倍に上ったという。
原因は昨年のＷ杯での活躍に尽きる。男子代表は２０１２年ロンドン五輪に続き、１４年世界選手権の出場も逃すなど低空飛行に陥っていたが、同年に就任した南部正司監督の下で大幅に若返ったチームは、ロンドン五輪金メダルのロシアとフルセットの激闘を演じるなど健闘が光った。
特に指揮官が今後の日本を背負って立つとの期待から「ＮＥＸＴ４」と命名した石川、柳田、山内晶大（愛知学院大、パナソニック入団内定）、高橋健太郎（筑波大）が存在感を発揮。ルックスのよさもあって多くの女性ファンを引きつけた。開幕当初は空席が目立ったが、終盤は連日１万人超えの大盛況となった。
男子の人気回復は日本協会の財政にも好影響を与えている。１５年度の決算は５期連続の赤字が確実視されるが、主催大会の入場料収入が増えた影響もあり、当初予算で９５００万円だった赤字幅は縮小される可能性が高く、１６年度予算も約２００万円の黒字を見込んでいる。
２大会連続のメダル獲得を目指す女子とのアベック出場が実現すれば、注目度はさらに高まる。自由席にはまだ余裕があり、「運命の瞬間」を現地で目撃することはまだまだ可能だ
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