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本誌前号で掲載した清原和博容疑者(48)の元同僚選手・X氏の「10年前の証言」は、各方面に大きな衝撃を与えた。清原の逮捕以来、連日様々なメディアの取材を受けていたX氏。日を追うにつれ、彼は実名で登場し、テレビカメラに顔を晒して取材に応じるようになった。状況が大きく変わったため、本誌も実名の「野村貴仁」で報じる。
彼は「現役時代、自分が清原に覚醒剤を渡していた」こと以外、具体的な証言を避け続けた。野村氏に接触した各メディアの報道内容では、その実像はなかなか見えてこない。しかし本誌は、野村氏が持っている清原についての情報の核心部分を知っている。それが10年前に野村氏を取材し、その際にカセットテープ複数本(全480分)に録音された「爆弾証言」だ。
前号でも述べたが、当時はその影響の大きさを考えて、掲載には慎重にならざるを得なかった証言である。10年前、裁判に臨むために自身の記憶を整理していた状態で野村氏が語った証言は、生々しく、ディテールに富み、極めて具体的であり、しかも膨大なエピソードだった。野村氏は2006年に覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けたが、清原はいつから薬物に溺れてしまったのか。
野村氏は、「定かではないが、(順番でいえば)清原さんはグリーニー(※注)よりも、覚醒剤のほうが先だったと思う」と語っている。これは本誌前号で紹介したように、巨人入団直後に、野村氏が清原に覚醒剤を渡していたという証言に起因する。
【※注:アンフェタミン(覚せい剤取締法で規制を受ける覚醒剤に指定)系興奮剤。使用すると興奮状態となり集中力がアップするといわれるが、反動も大きく、強い依存性、食欲減退、不眠などを引き起こすとされる。現在は日米球界ともに禁止薬物に指定。名前の由来は錠剤が緑色であることから。カフェインとの相性が良く、コーヒーに混ぜて服用することが多い】
証言によれば、野村氏は巨人に入団した1998年、開幕前の時期に清原から「マリファナやったことあるか。手に入れることはできるか」と声をかけられた。冗談に聞こえなかった野村氏は手配しようと知人女性に依頼。だがマリファナは手に入らず、かわりに覚醒剤を入手したと証言している。野村氏はこう語った。
「これがかなりの量で、何か月分もあったように記憶しています。初めは高級時計が入っている箱に入れて、東京ドームの自分のロッカーの棚の奥に置いてあったんですが、怖くなってしまった。
それで食品などを密封して保存できる容器に入れて、東京ドームのバックスクリーン奥の男子トイレに隠したんです。ほとんど人が立ち入らないような場所で、ここに隠しておけば安心だと思いました。
小便をする便器の上の方にパイプがあって、その裏側に、シャブが入った袋をティッシュで包んで隠しておいた。掃除係の人も見ないような場所だし、もし見つかっても誰が置いたのかわからない。確か4月末か5月初めでした。
それで清原さんに『シャブ(覚醒剤)がありますよ』と勧めました。外国人選手が(グリーニーの代用品として)コーヒーに入れて飲んでいることを話し、『やってみます?』と飲ませてあげました。
最初は耳かき3杯分くらいを入れたと思います。すると広島市民球場でしたが、清原さんは3試合連続でホームランを打ったんです(1998年5月29日~31日)。『こりゃエエな。最高や。ハイになってしもたわ』と上機嫌だったのを覚えています。
その頃から頼まれると隠し場所に行って、少しずつ取ってくるということをしました。やはり危険だと感じたので、ずっとそこに置いておくわけではなく、ロッカーに戻したり、ホテルに持ち帰って金庫に入れておいたりもしました。そしてホテルで小袋に分けたり、市販のカプセルに詰め込んだりして、少しずつ手渡せるようにしました」
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